クロニック・ラブの場合
「今日はいつもよりご機嫌ですね。」
「せや、新年早々ええ夢見れたんや!」
「どんな夢だったんですか?」
そう聞くと嬉しそうに真島さんは夢の内容を。それはいつもの情事の内容と変わらない内容で、聞いている内に段々と恥ずかしくなってきた。
「いつもより椿が大胆でほんま良かったんや。」
「私のことですか?」
「せや!あの大胆さがもうちょっとあればなぁ…。」
「そうですね。現実は経験が少ない可愛げのない女ですみませんね。」
聞いている内に恥ずかしさから怒りに。
すぐに真島さんは焦って私の許に。別に本気で怒った訳じゃない。
でも、そうだな。夢のようにもう少し大胆になれればいいのかな、今年は。そんな事をふと思う。
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