ねぇ私、頑張ってみるよ。

押して押して押して!今年はそんな私でいくって、決めたの。



「ねぇジュード」
「ん、なに?」

「なに、お願いしたの?」


突然ではあるが、私はジュードが好きだ。パーティーの中で年が近いのはルドガーとアルヴィンだけど、私はジュード派である。笑ったときの笑顔がすっごく可愛いし、優しいしお人よしだし、たまに、男を見せるんだよね…うん。そんなジュードが好きな私は、今日の初詣で、ジュードと恋人に…!とお願いした。おみくじも大吉で、恋愛運はかなり良い!思い人には積極的にいくべし。って書いてあったから、私は早速積極的にいこうと思う!


「リティルはなんてお願いしたの?」
「む、質問を質問で返さないでよー」
「あはは、ごめんごめん
リティルと、もっと仲良くなれるように…ってお願いしたんだ」

「……え?」

「僕、リティルが好きなんだ」


ぱちぱち、瞬きを繰り返す。いま、私を好きだって、言ったの?


「ジュードは、私が、好き、なの?」
「…うん、リティルが好きだよ」

「う、嘘だぁ…!」


目の奥が熱くなり、視界が歪む。ほんと、ほんとなの?ジュード、私を、ほんとに?


「わた、わたし、も…!」
「うん、」
「ジュードが、すき、で……んっ」


ぎゅう、と抱きしめられたかと思ったら、身体は少し離れて、ぼろぼろ流れる涙を親指で拭ってくれた。優しい手、優しい笑顔、優しい声。


好きです、と言い切る前に、私とジュードの唇は重なり合った。温かくて、きゅんとした。胸が苦しくなって、でもなんかすごく幸せで、満たされて。



「ジュード、好き…!」
「僕も、好きだよ」

「好き、好きだよ」
「リティル、愛してるよ」


互いに笑って、また抱きしめ合った。



恋愛運最高!


(おみくじ、当たったなぁ)
(私も、積極的にって書いてたから頑張ってよかったぁ)

(…リティルも?)
(え、ジュードも?)
(うん、ホラこれ)
(わ、番号同じ!)

((同じとか、すごいね…!))



20130103

あけましておめでとうございます!

新年一発目は、ジュードきゅんでした

今年もよろしくお願い申し上げます