「瀬文さん瀬文さん!ヤバいです」

「うっせーよ、いちいち騒ぐな」

「じつは瀬文さんの銃にちょっと細工をしたんですけど「おい、お前何をした」

「やだなぁ、ちょっとですって」

「言え」

「………初発が国旗になってます」

「当麻っ!!」

「ほら、パーティーグッズみたいなノリですよ。逆に相手の意表をつけるかも」

「とにかく直しとけ、あと一発くらっとけ」

「痛っ!もう瀬文さんの呪いはいらないですよ」

「呪い?」

「そう!さっきお財布落としちゃって、正確には中身を」

「ほう」

「で、残ったお金が723円なんですよ」

「なんで俺の呪いなんだ」

「瀬文の瀬はセブンの7、文はふたつとみっつで2と3。ねっ、瀬文さんの呪いですよ」

「ふん、ざまぁみろ」

「酷い、だから落とした分返して下さい」

「ふざけるな」

「瀬文さんのせいで、餃子が食べれないんですよ。どうにかしてください」

「俺は関係ない………って人の財布を見るな!」

「すみません、ホントにすみません」

「?」

「瀬文さんも辛いんですね。なんか我が儘言っちゃったなぁ」

「おい、財布見せろ。………なんで38円しか入ってないんだよ!」

「流石にここまで厳しい人には何かを求めませんから」

「さっきまで二万はあったぞ。なんで消えてる、当麻は取ってねぇし」

「じゃあ七不思議ってことにしときましょ。追及とかしませんから」

「誤解だー!!!」


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