CP 銀魂 | ナノ
どうしよう、可愛すぎる



とくにやることもなく、今日も平和である。外は真夏で、家から出るなんてもってのほか。

「ねぇ銀ちゃーん、遊ぼうヨー」

「だー!くっつくな、暑いだろ!」

今日、新八はお妙と一緒に出掛けるとかなんとかで来ないらしい。だから、今日は神楽と2人きり。何だかんだで久しぶりである。

「おい、何やらしーこと考えてるネ」

神楽は変態を見るような目で俺を見た。

「ばっ…!ちげーよ、アホか!」

「心の声がだだ漏れだったアルよ」

「うっそ、まじか…」

「嘘アル」

「っ…」

暑すぎて怒る気にもなれなかった。抱きつくのをやめない神楽を俺は静かに眺めた。

「銀ちゃーん、銀ちゃーん…」

腰のあたりをぎゅっと抱きつきながら俺の名前を呟き続ける。いつもより甘えてくる神楽に俺は理性を保つのに精一杯だった。

「おい、神楽ー。そろそろ離れろよ」

「遊んでくれるアルか?!」

「いや、遊ばねぇーけどさ…」

「じゃー、嫌アル」

「…離れねぇと襲っちまうぞ」

こうでも言わないと神楽は離れない。そう思っていたのに。

「ぎ…銀ちゃんになら…いい…アル」

そんな可愛いことを上目遣いで言ってくるもんだから、俺は自分の中の大切な何かが切れる音がした。

どうしよう、可愛すぎる
(はい、もうだめー。いただきます)
(お、落ち着くアル!冗談ネ!)

お題配布元 確かに恋だった 様より
お借りいたしました


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