倍量の愛をあげる | ナノ



ハルは震える


「ハール、」

「っ、ぅあ・・・」

「ハルー?」

「あ、あぁっ、あん」


オレは、前からハルの咥内を舌で蹂躙し、乳首をぐりぐりと苛める。
対する蒼は、うしろから膣に指を差し込んでいた。


「ぁ、ああっ、ひぅっ」

「ハル、お顔べとべとだよー」

「こっちもべとべとー」

「や、ら・・・ひっ、あぁっ、ふっ」


涙と唾液で顔をぐちゃぐちゃにしながら、ハルは力なく首を振った。
あー、ひくひくしてる。


「蒼ー、ハルイきそうになってるー」

「うんー。膣と太ももびくびくしてるから、なんとなく分かる」


蒼は、指の動きを緩めたようだ。イきそうでイけないハルは、目を見開いて、ひくりと震えた。


「あっ、やだ・・・あん、ぁ・・・」

「ねーねー、ハル? 明日オレのレコーディング来るなら、イかせてあげるよー?」

「あー! ダメだよ、蒼! ハルー? 蒼のほう行くなんて言ったら、一晩バイブ突っ込んで放置プレイだよ?」

「洸、ひどいよ! ね、ハル? イきたいよね?」

「あし、た、は、こう、のほう、いく・・・ぁあっ!」

「ハルのケチ!」


ぶーっと膨れた蒼は、けれどハルの答えを分かっていたんだろう。
ぐちゅぐちゅと指を動かす。


「やっ、ふあぁ、あっ、んぅっ」

「しょうがないなー。……じゃあ、ちゃんと言えたらイかせてあげる」

「あぁ、ぁん、ふ・・・」


蒼は、恥ずかしい言葉を言わせるのが大好きだ。
「マネージャーやるから、許して」って言わせたのだって、蒼だし。


「どうしてほしいのー? ハル、」

「あぁ、あん、ぁぁっ」

「ねー、ハル? 蒼の話聞いてるー? ちゃんと、お願いしなきゃだめだよう?」


蒼に助け舟を出すと、ハルはこくんと頷いた。
そして、後ろを振り向いて、震える唇を開く。


「そ、う・・・蒼。あた、しの・・・ナカ、ぐちゅぐちゅして、イかせて・・・」

「うーん、80点!」

「ぁっ! ああ、ん、やぁっ」


ぐちゅう、と。
蒼の指の動きが激しくなる。
同時に、ハルは悲鳴みたいな喘ぎ声を出して、ぼろぼろと涙をこぼした。
オレは、そんなハルに欲情しながら、その涙を舐め取る。


「ハル泣いちゃって・・・かーわい」

「腰も揺れちゃって、かわいいー」

「だ、って、ひ、ぅ、きもちっ・・・!」

「「エッチー!」」


ハルをこんなにしたのはオレたちだけど……。
とにかく、ぐちゅりぐちゅりとナカを犯して、ハルを追い詰める。


「あ、あぁ、あん、イく・・・イくっ・・・」

「イっていいよ?」

「イっちゃいなよ!」

「やだ、あぁあっ・・・! い、いくっ、も、やあ、っ――!」


全身をびくんびくんと痙攣させて、ハルは絶頂を迎えた。
力が抜けたらしいハルは、正面にいたオレに寄りかかってくる。栗色の髪が、オレのからだに散らばった。
ふふっ。やらしー。


「蒼、交代!」

「む、」

「じゃんけんしたでしょ。今日はオレが先に挿れるの!」

「早く終われよー? オレも早く挿れたいから」

「オレ早漏じゃねーもん」


オレに寄りかかるハルを、よいしょと抱き起こして、蒼のほうに向ける。
蒼は、呼吸の荒いハルの唇に噛み付くと、くちゅくちゅと咥内を舐めまわしたようだ。
オレも、すでに勃ち上がっている下半身を何度か擦って、ハルの膣にぴとりと当てた。


「ハル、ピルはちゃんと飲んでるよね?」

「っ、ん!」


蒼に口付けられながら、ハルはこくんこくんと頷く。
あんなに嫌がっていたくせに、体は正直だ。膣がぴくぴくと痙攣しながら、オレのことを誘う。


「ハルー、挿れるよー?」

「っ、」


ハルが息を飲むのが分かる。
オレは、バックのような格好で、ハルのナカに自身を突き入れた。






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