「猫ちゃん、節分ですよ♪豆まきしよう!」

優しい鬼さん

「え、名前さん…っ?」
「はい、猫ちゃんが鬼ね!ねっ!」
そう言われるままに鬼のお面を受け取り、着ける。
「ちょっと、名前さん、このお面前が見えませんよ…?」
「鬼さんこちら♪手のなる方へ〜」
子猫丸の彼女である名前はお祝い事やこう言ったイベントが好きで、バレンタインにはお菓子を作り、ハロウィーンには仮装をと言った感じで毎度子猫丸も巻き込まれて参加している。
と言うか、可愛い彼女の頼みを断るわけにはいかないので半ば強制と言った形にもなるのだが…

「ほら、勝呂君と志摩くんもやろうよーっ!」
近くにいた2人も同じく捲き込まれ皆で鬼ごっこをすることになった。
「ほら、こっちだよ〜♪」
えへへと笑う名前の場所などすぐにわかる。
「鬼さんこちら♪手のなぁ、うわぁあ…」
歌いながら子猫丸の方を見て走っていたのだろう。
木の根っこに綺麗に転ばされて居た。
「うわぁ、名前ちゃん大丈夫か?」
「ちゃんと前見ろ言うとるやろ!」
慌てて志摩と勝呂がかけより声をかける
子猫丸も急いで面をとり駆け寄る。
「だ、大丈夫ですか?」
手を差しのべ、起こす。

「え、あ、わぁ…///」
「これだから名前さんは目が離せないんですよ!と言うことで、はい。志摩さんが鬼です。」
タッチして志摩にお面を渡すと、子猫丸は名前の手をとる。
「行きましょう、名前さん。」
ポカーンとしている志摩と勝呂を置いて2人は笑顔で走り出す。
「ね、猫ちゃん…///」
「はい?」
「…好き。」
顔を真っ赤にしながら2人で一緒に鬼から逃げた。



おまけ>>>
子猫「これって鬼ごっこ言うんやないですか?」
名前「あ、そうかも!じゃあ豆食べたら良いよ!」
子猫「そうですけど…」
名前「もう、猫ちゃんは仕方ないなぁ…はい、あーん♪」
子猫「み、皆の前で恥ずかしいですよ…///」
名前「えー?でも食べるんだ(笑)」
志摩「名前ちゃん、俺にもしてくれへん?」
名前「え?なにを?」
志摩「あーんってやつ(ニコッ」名前「ん?なになに?デコピン?ビンタ?」
志摩「そんなでもないですー」名前「猫ちゃんあーん」子猫「志摩さん堪忍な…名前さんも仕方ないですね(苦笑)」





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