今日もたくさん練習して汗かいた!
早くお風呂に入りたいな、 なんて思ってお風呂場に行けば
お兄ちゃんと砂木沼さんとヒロトさんが居たりした。
なんだ、私が一番じゃないんだ…仕方ないから、待ってよう。

 暖かい手


「あれー?お兄ちゃん達これからお風呂?」
「あぁ、そうだ。苗字、一緒に入ろう。」
「え?…やだよ!もう子供じゃないから!」
昔、よく兄弟で入ってたじゃないか!と泣きついてくるお兄ちゃん(涼野風介)をスルーしていると、
「じゃあ、俺と入ろうよ。大人の付き合い。」
ね? と肩に手をおきながら言うヒロトさん。
それもさらに無視して、砂木沼さんに、 
「じゃあ私シャワー浴びてきます。」
と言って、きっと空いてるであろう、シャワールームに移動する。

シャワーを浴びてリビングに戻ろうとお風呂場を通ると冷気が流れているような気がして、不安になる。
嫌な予感を感じながら、リビングに戻ると、ソファには風介とヒロトの姿が。
風介はもうお風呂に入った後のようで、ヒロトはまだのようだ。
つまり今お風呂に入っているのは砂木沼と言う事になる。
風介の後はいつも水風呂になっている。

つまり…

怖いことを考えていると、後ろから肩に手を置かれる。
振り返ると、砂木沼が立っていた。
「わぁあ!!…砂木沼さん、寒くないですか?いや、絶対寒かったですよね、すみません!」
「ん?なんのことだ?」
唇の色も普通だし、鳥肌が立ってるわけでも、震えているわけでもない。
おかしいな、と思いながら手を握ると…
こ れ は !
 おかしいな。手が冷たい。
「どうかしたのか?」
「えーっと、いや…」
「?」
何のことか分からないと言う顔をする砂木沼の手を取り言う。
「砂木沼さん!風邪、引かないでくださいよ?」
「あぁ、大丈夫だ。」
「…心配だな。あ、そうだ!私が温めてあげますよ!」
そして、両手で砂木沼の手を包み込む。
「暖かく、ないですよね」
悲しげに言うと、
「そんな事は無い。お前の手は暖かくて気持ちがいい。」
そういう砂木沼の顔が少し赤くなったような気がした。
「そうですか!? よかった!」




おまけ
「君達、みんなの前でよくそんな事ができるね。」
ヒロトのその声に私達の体温はいっきに急上昇。


あとがきーーーーーーーーーーーーー!!
いつもは最初と最後に詩みたいなのを入れるんですが、あえて書かずに書いてみた!
どうなんだろう?って思ったらやっぱり、始まり方も終わり方も分からないって言うね^^^
なんか、もっと上手い書き方はできないのだろうか…?←
ここまで読んでくださってありがとうございました!




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