佑希望side


学園長の庵に集められた五年と麻衣と私。

『あの、学園長。
用件はなんでしょうか』

「皆揃ったみたいじゃな。
お前達7人に任務があるんじゃ!」

ゴクリと息をのむ私達。
すると、 地図が書いた紙を渡された。

「この地図は一体?」

「お前達の任務を行う場所じゃ」

『どういう任務なんですか』

真顔で質問する麻衣。

「実はわしの古い友人に子どもの世話を
頼まれたんじゃが、みな忙しくてな。
そこで!お前達7人を思い出したんじゃ!」

『……昨日から調子悪いんです』

自分より小さい子どもが大嫌いな麻衣は、急に気分が悪くなったとか言って仮病を使おうとする。

「麻衣より小さい子どもなら、相手するのは
楽だな」

『そんなに天に還りたいのか』

「2人とも、うるさいんだけど」

『「ごめんなさい」』

口喧嘩になりそうな雰囲気の中、
雷蔵の声で2人はすぐに謝った。

『とりあえず、子どもの世話をしたら
いいってことですね!』

子どもが大好きな私にとっては
ものすごく嬉しいことである。

まあ麻衣が心配なんだけど。

いつも子どもが嫌いとか言っておきながら、
面倒見のいい事をする。


とりあえず、早く子どもの世話がしたい
私なのであった。







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