人魚姫Ver.2


「好きです愛しているんですねえどうして気付いて下さらないんですか?どうしてあんな貴方を騙している外見は確かに美しいのでしょうが中身は真っ黒な女と結婚するだなんて言うんです?貴方は私を探していて下さったんじゃないんですか?私を愛して下さったんじゃないんですか?私に囁いて下さった愛は偽りだったのですか?ねえどうなんです?何か言ってくださいまし王子様」



「言 え る か バ カ !!」



「どうしてですか私への愛が尽きてしまったんですか?面倒になりました?なら逸そ私をころs…」

「お前がベラベラ喋ってるから口を挟めないだけだ馬鹿!だから殺せとか言うな!」

「ではこんな私を愛してくださるんですか?かなり面倒な部類で浮気なんてされたらその瞬間に相手の女を殺してから貴方を殺して私も死にたいとか思っているような女ですけど」

「だ か ら !死ぬとか殺すとか言うな。お前の重い愛だろうが嫉妬深い所だろうが愛してるから一緒に居るんだろうが!いい加減自信を持て馬鹿人魚。毎回疑われてるみたいで腹立つだろぉが!」


大体な。


「あんな意味分からん会った瞬間にお前を押し退けて結婚しろとか言いやがった女を俺が好きになるわけないだろ?むしろお前押し退けるとか意味分からん。万死に値するわっ。てか殺す。だからお前はあんな女を視界に入れるな。あんな糞みたいな奴をお前の視界に入れるとか閉じ込めて俺しか見えないようにしたいわほんと」

「……お、」


「王子様の滅多に見せて下さらない嫉妬に嬉し過ぎて死んでしまいそうですっ!愛していますわ!私の王子様」

「俺も。俺だけの人魚姫を愛してるよ」



【ヤンデレ人魚姫とたまに病んでる王子様】


end...

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