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▽ それだけは認めてください


好きだというこの想いは
罪、なのだろうか?


身を焦がす程の恋をした。
幼いながらに本気で愛した。
幼いからこそ、本気だった。



例えば煙草を挟む日に焼けた指だとか。
年のわりに子供染みた言い合いを好む所だとか。
全力で私達に向き合って、守ろうとしてくれる姿勢だとか。
そんな一昔前に流行ったような熱血さを持ってるクセに。
変に諦めが早いところとか。


貴方を形成する全部が大好きで。


だからこそ。



『ガキに好かれても嬉しくないよ』



その本気を否定されたことが酷く悲しかった。

貴方の視界に私が異性として写って居ないことが悔しい。
それでもまだ貴方が好きな自分にもっと悔しい。


貴方は教師。
私はただの生徒。
年だって貴方は私よりも一回りも上。
なのに時々子供っぽい。


そんな先生が大好き。


今でも過去形なんてものにしたくない。
だけど私には、一度拒絶されてもう一度。なんて勇気は無いから。



1人でずっと涙する。
この想いが涙と一緒に外に流れて無くなるまで。



恋と愛の違いもまだ分からない。
貴方にしたらまだまだ子供な私だけれど。

貴方に本気で恋をしました。
貴方が本気で好きでした。



『それだけは認めて下さい』



end...

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