「今日ミスド安いんだけど」
「あっそう」
「一緒に行こう」
「友達いねーのかよお前」
「みんな行けないんだって!」
わざとらしい泣き真似をするなまえに、まあいいけどと返事をする俺がこいつに甘いのは百も承知だ。チラシを見ようとしたらなまえと頭をぶつけ合った。ごつんといい音がする。
「いたい!空っぽのくせになんでそんな固いの!」
「そんなこと言うなら行かねえけど」
「ごめん!」
機嫌良く謝ったなまえはチラシをしばらく眺めてからもう行こうと俺を急かした。
「ミスド食べれるなんてしあわせ」
「めでたい頭だな」
「いまなら飛べる気がする」
それはさすがに大げさすぎる。

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