ロリコンとセーラー服




 肌蹴たセーラー服のボタンの隙間から見える淡い水色の下着を見て、こんな幼い身体に興奮を覚えてしまう自分はやはり所謂"ロリコン"なのであろうか。留め具が外されたプリーツスカートから覗く真っ白な太ももに手を這わせて、黒いニーハイにゆっくりと指をかければ、徐に杏愛が口を開く。

「蓮さんが、ジンはロリコンだって」
「あァ?ロリコンじゃねーよ」
「そうなの?」

 杏愛の細い首筋には幾つもの赤い印や傷痕が残っている。勿論それは全て仁が付けたもので、仁はその一つ一つを確かめる様に、ゆったりと舌で舐めていく。

「んっ、あ……」
「俺は小さいのが好きなんだ、テメーみたいにな」
「それ、って、ぁあ!」

 小さければ、僕じゃなくても良かったの?その問いは小さな悲鳴となって杏愛の口から溢れ落ちる。血が滲むくらいに首筋を噛まれて、まるで彼は吸血鬼みたいだと杏愛はぼんやりと思った。それでもその痛みが酷く心地好くて、お腹の奥底が甘く疼いてしまう。付けたばかりの赤い印をべろりと舐めて、仁は笑った。

「下らねぇ事考えてるだろ」
「そんな、ことない、もん」
「嘘つけ」

 仁に隠し事なんて出来る訳がない。まるで深海のように深い藍色の瞳に見つめられてしまうと、杏愛は心の奥底まで見透かされているような気がしてしまう。下着を強引にずらして、杏愛の小さな胸の膨らみを仁の大きな手が覆う。乱暴にして欲しいのに、仁は優しく、ゆったりと揉み上げ杏愛の性感を高めていく。勿論それだけでも敏感な杏愛の息は上がっていくが、なんだか足りない様な気がして、どうしようもないもどかしさに思わず太ももを擦り合わせた。

「たまには焦らすのも良いだろう?勝手に足動かすんじゃねーよ」
「や、あっ、」

 その行為を阻止する様に、仁は身体を杏愛の足の間に捩じ込む。捲り上がったプリーツスカートから見えるショーツには、確かに染みがついていた。

「気持ちいいだろ?乳首、好きだもんなァ?」
「あ、あぁ、ん、っ、きもちいっ……、ひぁ、あ!」

 徐に耳を舐められて、杏愛は思わず悲鳴を漏らす。ぐちゅぐちゅとわざと音をたてながら、形を確認するように仁の舌が這っていく。敏感な胸の突起を両方とも捏ね回されながらのその行為は、杏愛の脳みそと、子宮の奥をどろどろに溶かしていく。

「ん、ぅっ、あ、ぁあ……ん……」

 ズボン越しに押し付けられる硬い熱が、杏愛の小さなぺニスを刺激し甘い痺れが走る。それでも仁は杏愛の耳と、小さな胸を刺激するだけでそれ以上の事はしてくれない。このまま鼓膜をとろとろに溶かされてしまうのも悪くないかもしれないと、杏愛は靄のかかった思考の中で思う。

「えっろい顔してんな、そんなに気持ちいいかァ?淫乱モカちゃん?」
「きもひっ……じん、っ、んぅ」

 半開きの唇をべろりと舐められて、杏愛はそのまま口を開く。ぬるりと入ってくる仁の舌に必死に自らも絡ませれば、ほんのりと香るのは仁のいつも吸っているラズベリー。杏愛は仁とのキスが堪らなく好きだ。杏愛の全てを喰らい尽くす様な激しい舌使いに、まるでそのまま仁に喰い殺されそうな感覚に陥ってしまう。

「あ、ぁふ……、ん、っ、!」

 仁の手が、杏愛の傷だらけの首にかけられる。細い首は仁の片手だけで簡単に締め上げる事が出来る。ゆっくりと、それでいて確実に酸素を吸うことが出来なくなっていく。キスでの酸欠も相まって、杏愛の思考には段々と靄がかかる。それでも、この行為がどうしようもなく気持ちが良い。薄目を開ければ目の前には大好きな藍色が、涙の膜の中でキラキラと輝いていた。

「か……、ひ……っぅ……、げほっ、ぅえ……っ」

 手を緩められて、突然入ってくる酸素に思うように息が出来ない。仁は何も言わずにただ杏愛の口から溢れた涎を舐め取っていく。いつの間にか脱がされていたショーツが、自身の足首にひっかかっていた。

「あ、ぁ……っ、おっき……ぃ……」

 とても大きい熱が、こじ開けるようにして侵入してくる。指で慣らしてもいないのにこんな狭い場所にすんなりと入ってしまった事に、仁がニタリと笑った。

「すっげー濡れてんなァ……、首絞められて、とろとろの顔して、こんな淫乱テメー以外に居ないんじゃねーかァ?」
「ひ、っ!あ、ぁあ!んっ、んぁうっ」

 杏愛の片足を肩にかけて、奥底を抉るような乱暴なピストンに杏愛の身体がぐらぐらと揺れる。思わず仁のシャツをすがりつくように握れば、その手を優しく絡め取られる。まるで恋人の様に手を繋いでも、自分は彼のペットで、恋人ではない。それでも杏愛は嬉しかった。

「そうだ、俺の愛を受け入れる事が出来るのは、テメーだけだ、モカ」
「あ、っふ……、う、れひ、っ……、ひぁ、あんっ」

 杏愛が笑う。その笑みは涙と涎でぐちゃぐちゃでとても綺麗とは言えない。けれどもその顔は、仁が一番大好きな表情であった。

「あぅ、っ!じんっ、おくぅ……、あたって、ぇ!ひぁ、んんぅっ」
「すきだろ?奥の方、コンコンしたらスゲー絞まるもんなァ?」
「しゅきっ、じんのおちんちんっ、しゅきなのぉっ、ふぁ、ぁあっ!」

 喰い千切らんばかりに、杏愛の中が仁の熱を締め上げる。その刺激に身を任せて、仁は欲を吐き出した。どくどくと注がれていく仁の熱を感じる様に、杏愛はうっとりと目を閉じる。そんな杏愛の整った前髪をかきあげて、汗ばんだ額にキスを落とした。

「あ、ぁん……っ、せいふく、汚れちゃった……」
「クリーニングに出せば良いだろ、なんなら、新しいの買ってやる」
「ん……っ」

 真っ黒なプリーツスカートにはべったりと杏愛の潮と仁の白濁が付いている。そんな事を仁は気にも止めず、再び杏愛の片足を担ぎ上げゆっくりと腰を進めた。

「あ、んっ、じん、まだ……」
「一回じゃあ満足出来ないだろう?なァ?」
「んあ、ぁあっ!」

 達したばかりで敏感な奥をくじかれてしまえば、杏愛は甘い声を漏らし身体を跳ねさせる。きゅうきゅうと締められるとろとろの膣内は、気を抜けばすぐに出してしまいそうだと、仁は顔を歪ませた。

「はっ……、すげー締め付け……」
「んぅ、っ、じんまっれ……、また、またいっちゃうからぁ……っ!」

 杏愛の甘い甘い声が仁の思考を溶かしていく。杏愛の痙攣する幼い身体を抱き締めて、欲望のまま腰を進めて、達する直後に杏愛の傷だらけの首に噛み付いた。





 寝息をたてすやすやと眠る杏愛の纏っているセーラー服は襟元がぐちゃぐちゃに皺が付いていて、スカーフだっていつの間にかベッドから落ちてフローリングの床の上だ。プリーツスカートは皺だらけで、だらしなく太ももまで上がってしまっている。

「あーあ、こりゃクリーニングだなァ……」

 どちらの体液なのかもわからないほどに濡れてしまっているスカートを脱がしてやりながら、そんな様子を見ているだけで己の熱が固くなっていくのを確かに感じてしまい、やはり自分は"ロリコン"なのかもしれないと、仁は一人笑った。



20190813



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