艷やかな薄紫色の髪が朝日を反射してキラキラと輝いて見えるのはその色素自体が薄いからだろうか。ふわりと風に揺れる柔らかそうな毛質は下ろされているだけでも十分に美しいが、そこにほんの少しばかり工夫を加えるだけできっとその魅力は更に増すに違いない。そう、すれ違った時に思わずその後ろ姿を目で追ってしまうようなーー……。

さらさらと肩から流れ落ちている絹糸のような毛髪を持つ人間のつむじを見下ろしながら、スバルはそんなことを考えた。

「んじゃ、触るぞ。ゆっくりやるから、痛かったら言えよ」
「……承知した」

その髪に触れる許可を得て、刺激を与えないようにそっと手を伸ばす。掬いあげた時にさらりと掌から流れ落ちる長髪、その些細な刺激ですら敏感に拾い上げて目の前の肩がびくりと跳ねる。

「っ、」
「え、これでも痛い?」
「……いや、問題ない」
「あ、そう」

触覚があると言っていた。切り落とそうとしたら体が引き裂かれるような痛みとともに血が流れ出したと。自前の長剣で微かに切り落としたという部分は今でこそ血に塗れてはいないが、まだほんのりと薄いピンク色に染まっておりどこか痛々しさが残っている。

「ふ、くっ……」

また肩が揺れる。これでもできるだけ優しく、壊れ物を扱うようにしてはいるのだ。髪に触れられても、スバルは「触られているな」という感覚があるだけだ。だからその痛みは想像できない。少なくとも鍛錬を積んだ人間が声を耐えられないのだから、きっと相当なものだろう。珍しく目の前に座っている人物に対して申し訳なさすら覚えながら、手早く髪を整えていく。

「ん、よし。まぁこれなら変にどっかに引っ掛けることも多分………ないと思う。多分だけど」
「………ああ、すまないね。助かったよ」

腰まである長髪を、最初はポニーテールにしようと思っていた。だが痛みがある、ということで緩めに縛り、そこに簪風の髪飾りでお団子風のアレンジを決めてみた。あまり試したことのないアレンジではあったが、スバル自身もかなり綺麗に仕上げることができたと思う完成度になってくれたのは僥倖だろう。染み一つない美しいうなじでふわふわと揺れている産毛をなんとなく見つめながらうんと頷く。背筋をぴんと伸ばした後ろ姿はどこからどう見ても絶世の美女である。


だが男だ。




賢者の塔へ向かう最中に立ち寄ったとある村でのことだ。水を補給しに立ち寄ったのだが、稀に見る乾季らしく生憎十分な水を得られることは出来なかった。だがそれでもなんとか次の村まで持つ量は手に入れて、スバル達はそこで一晩宿を借りたのだった。

異変があったのは次の日の朝。いつも朝が早いはずの騎士がスバルが目覚めてからも起きてこなかった。これはどうもおかしいぞということで、先に起きていたエミリア達と寝ぼけ眼で話し合って同じ男性であるスバルが嫌々ながらも起こしに行くことになり、遠慮なしに彼が泊まる部屋のドアを開けてスバルは胃がひっくり返るような衝撃に襲われる。

「おーいユリウスおま……ヒイッ!血まみれっ!えっ?!髪長っっ!!」
「……スバルか」

項垂れながらもベッドに腰掛けていたのは確かにスバルも知るユリウス・ユークリウスその人ではあった。しかし床には鮮血が滴り落ちて、頬にもべっとりとおそらく血液と思われるものが付着している。いつもは丁寧に整えられている毛髪もぐしゃぐしゃに乱れており、幽鬼もかくやと言った有様だった。あとよくわからないが何故か髪の毛が異常に伸びている。ちょうど肩にかかるかかからないか、と言った程度だったはずなのに今ではエミリアやアナスタシアと同じような長さだ。

なんだこれは、一体何が起こった、と口をぱくぱくさせて二の句を告げずにいたスバルの目の前で、ユリウスの体がぐらりと揺れた。

「あっ?おいっ!ユリウス!」

顔面から床に落ちそうになったユリウスになんとか駆け寄ってぎりぎりで抱きとめる。受け止めた体はひんやりと冷えていて、心なしか顔色も青い。血の量に反して一見目立ったところに傷は見当たらないがこれは一刻を争うかもしれない、と最悪ベアトリスのマナを消費することも考えてスバルは大きく息を吸って叫んだ。

「エミリアたーん!!ベア子ー!!ヘルプミー!!!」




「こいつ、精霊と半同化してやがるかしら」
「……精霊?」
「ベティーも詳しくはないのだけど……恐らく大地の精霊。元々の加護の相性の良さもあるから、精神はともかく肉体が深く結合しているのよ」

駆け付けた仲間たちのうちエミリアとベアトリスに診療を任せ、何故か肉体に傷がないことはわかった。ベアトリスの完全に厄介事としか思えない診断を聞きつつ、床の血液と少しばかり切られて落ちていたユリウスのものと思わしき毛髪を掃除しながらスバルは首を傾げる。そうだとして、では一体何が起きればこんなに出血する羽目になるのだろうか。

「……それは、」
「ええと、これかなぁ思う情報集めて来たんやけど……ウチの騎士さんの具合は如何なもん?」

ベアトリスに質問をしようとする前にコンコン、と開けっ放しのドアを叩かれてそちらを振り向く。エキドナが難しそうな顔をしながら恰幅の良い宿屋の女将を連れてそこに立っていた。部屋を汚したことは聞いているだろうに特に気にした様子もない女将が、ベッドに横たわるユリウスを見てあれまぁと呟く。

「本当だ。珍しいもんを見たねぇ、旅人さんが選ばれるなんてさ」
「旅の途中やもん。ここでは喜ばしいことって言うても、残念なことにあんまり嬉しくはないんよ」
「そうだねぇ。今が乾季じゃなけばこんなことも起きなかったんだけど…」




ミミズのような精霊
豊作を与えてくれる
乾季には人の体を借りて休んでいる(髪にやどる)
大量に水を欲しがるのが特徴
水分なら何でもいいし、吸収されるのでトイレとかも行きたくなくなるやつ
水を飲まないと死ぬ……
雨が降ると体から出ていく
具合が良くなるよ

雨じゃなくてもいい
生まれてきたばかりの水が必要
山に登る
髪の毛が全部ひたるような流れる湧き水が必要

山に行く
一日もあればたどり着く
精霊が戻ってこないように見張っていてほしいとベア子に頼む
俺の危機察知能力のことはわかってんだろ?

最初に教えてもらった湧き水がちっちゃすぎた、というか岩清水てかんじ
そこそこ汗かいてるスバルと汗一つかかないユリウス
結構な湧き水だった跡はある
ユリウス舐めるようにして水を飲む
なんかエロい
ずっとその場所に居たがるので手を引いて連れて行く

入れるかまようシチュここから

山の中で一泊することになる
水がほしいユリウスぼんやり
もっと飲ませておけばよかったかなと思う
ぼんやりしてるので宥めすかして寝させる
夜中なんかしゅるしゅる音がする。ほっぺがくすぐったいなと思ったらユリウスの髪がほどけて動いて頬に触れてる。
精霊と半同化しているのでユリウスが欲しいと思ったり何かしたいと思ったことで髪が動いてる
スバル飛び起きる
ユリウスに唾液吸われる

更に入れるか迷うやつ
唾液あげながら髪の毛なんとなく触ってたら色っぽい声を出しはじめたので何…?て思ったらたってる
髪の毛に触るたびにびくびくするので髪の毛まとめてた時の反応を察する
普段刺激されないような、というよりはそれどころではなさすぎて心の奥底にしまいこんでいた欲求がずくりと動いたのがわかった。エロかったので思わず一緒に手コキ
ユリウスは精霊にとりつかれてるので精液はでませんけどビクビクする。ドライ……まぁこれはあってもなくても……だし自分の精液舐めるシチュ好きなのでまぁ……
服汚したくなかったしとりあえず精液を手のひらで受け止めてはーっ……てなってたらユリウスが精液舐め取りはじめてひえええてなるスバル
ぶっちゃけここでフェラとか飲尿入れてもいいですね……
スバルの手のひらから精液なめとりおわったユリウス、出したままのスバルのちんぽに狙いを定める。
めちゃくちゃフェラされてらめぇええてなるスバル、めちゃくちゃ搾り取られてしまうので可哀想。
金玉も揉まれる。
もー出ねぇって!!てなってるのにちゅうちゅう吸われてなんでこんなに執着されるんだ……?てなってはっ………尿…………てなるスバル。ちょろいんだよな。これはスバユリですショタおにがすきだから
これは人命救助人命救助!!!てやつだょな
ちょっと漏らしてみたらめちゃくちゃ舌で尿道口をぐりぐりされて吸われたので半泣きで放尿してしまうんだよなスバルはショタだから
なんか変なのに目覚めそう
ちんぽが唾液でふやける

このままじゃやべーと思ってユリウスに言い聞かせてそこらへんを駆けずり回りナシっぽい果実なんとか見つける
腕にこぼれた汁をユリウスが舐め上げるので一々食い方がエロいんだよ!!!もうこいつどうにかしてくれてなる

ユリウス覚えてない

ここまで入れても入れなくてもいいやつ

なんやかんや二つ目の湧き水で成功

スバル、精霊が出て行ったあとのユリウスの肌ツヤの良さに驚く
具合が良くなるってそういうことか
体調悪かったんだろ
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