貴方はにねのユリウスで『いつもの癖』をお題にして140文字SSを書いてください。
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それ、癖なのか?と言われて前髪を弄る手を止める。癖、とその二文字を舌で転がして思案する。確かに癖なのだろう、この髪型にすることも、前髪を弄ってしまうことも。「恐らく」「自分のことだろ」「無意識だからね、そう言う君だって」気づいていないかもしれないがよく前髪を掻き上げているよ。


貴方はにねのスバユリで『三時の雨宿り』をお題にして140文字SSを書いてください。
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雨に濡れた美貌を横目に思う。ああレムの用意するお茶の時間に遅れてしまう、しかもこんな奴と一緒に。「お前あれね、すごいむかつくんですが」「スバル、私は君が突拍子のないことを言うのには慣れたつもりだが」困ったような顔で髪を書き上げるその仕草に腹が立つ。畜生、エロい。水も滴るいい男だ。


貴方はにねのスバライで『手繰り寄せた糸の先』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/375517
僕の母様と父様のように、夫婦の手首には赤い糸が繋がっていて、そんな童話を僕はまだ信じている。自分の手首に見えるそれはずっとその先に誰も居ないかのように力なく地面に垂れていて、それを見るたびに残念に思う。でもある日、それがぴんと張った。恐る恐る手繰り寄せた先には、スバル、君がいた。



貴方はにねのユリウスで『きっと大丈夫』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/375517 6章
時折地面に膝をついてしまいそうになるのは心根の問題にすぎない。震える足を叱咤しても、悲鳴を上げているのは精神だ。時間が立てば勝手に癒えていく肉体とは違うそれを僅かに癒すために君の名前を呼ぶ。素直に振り向いて薄茶色の瞳が此方を見るたびに思う。君が私を覚えているならばきっと大丈夫。


貴方はにねのスバルで『反則だらけ』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/375517
ナツキスバルの物語ってのは正直な話すると最初に死んだときで終わってて、そのこと考えると俺ってば反則だらけって言うかなんつーかそこまで英雄とか言われる器じゃないのはわかってる。反則しまくってその結果誰かを救えることって案外悪くねーんじゃないかなとは思うけれども。ま、結局卑怯だよなぁ


貴方はにねのラインハルトで『無条件降伏』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/375517 カサネル
自分が力を抑えられていないのは自覚していた。しかしそんな僕に怯えることもなく君の言葉は理路整然としていてあまりの正しさ加減に眩暈がした。僕の至らなさを微かにちくりと突いて去っていく、まるで台本でもあったかのように美しくて正しい言葉達は手折ることをためらわせる薔薇の花のようだった。
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