フェラ



最初は抵抗があったはずなのに、いつの間にか男性器を咥えるのにも慣れてしまった。慣れとは恐ろしいとスバルは思う。それに快感が付随すると、尚更。

「じゃあ、おねがいします。スバル」

またむずむずするようになっちゃったの、と好きな女の子に頬を染めながら可愛らしく袖を引かれて、断れる男がいるだろうか。いないと思う。いるのかもしれないが少なくともスバルには無理だった。

「うん……あ、エミリアたん、もうちょいスカート上げてくれないと汚れちゃうかも……」
「ん、と……これで大丈夫?」
「たぶん平気。まぁ明日洗濯物片付けちゃう日だからちょっとぐらいなら汚してもいいんだけど、寝る前だしなぁ」



スバルが刺激を与える前から微かに反応している竿には直接触れず、まずは亀頭だけを口に招き入れてぷくりと浮かんだ先走りも一緒に舐めとる。微かな塩みとぬめりを帯びたその味に唾液腺が刺激されてじゅわりと涎が溢れた。口の端から垂れそうになったのを慌てて飲み込んで、舌先と擬似的な肉の路でペニスを育て始める。

初めから体についていたパーツではないというのもあるだろうが、エミリアは良くも悪くも素直だ。半勃ちだったそれがスバルの口の中ですっかり育ち切るのにあまり時間はかからなかった。口内で質量を増したペニスに歯を立てないよう注意をしつつ、ずるずると竿を喉奥まで飲み込む。最初は苦しくて辛いだけだったのに、最近は喉奥でも快感を得られるようになってしまった。よろしくないなとは思っているけれど、気持ちいいのも確かなのだ。

「ん、ふっ……」

決して美味しいわけではない。どちらかと言えば不味い。慣れたとはいえ出来れば舐めたくはない。それでもスバルがエミリアにそうしたいのは愛しているからだ。ちんこがついてるからどうした。例えそれで自らの尻の穴を開発されていようがなんだろうが、愛した女の痴態は見たい。だって男の子だもん。

「……スバル、可愛い顔してる…」
「ふぇっ?」
「えっとね、ほっぺも耳も真っ赤で可愛いなぁって思ったの」

スバルの与える快楽にとろりと目を染めながらエミリアが微笑んだ。

「…ぷはっ……可愛いって、俺からしたらエミリアたんのほうが可愛いんだけど」
「ありがと。でもスバルもすごーく可愛いのよ?鏡があったら見せてあげたいぐらい」
「それはちょっと特殊すぎるかなぁ?!」

流石に自分のフェラ顔は見たくない。秒で萎えそうだ。
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