書けるかな~どうだろうな~て感じですけど、時空が進んでご主人様関係を結んだスバユリ。
マシュマロ構ってくれてありがとうございました。
性器の出し入れといったような肉体関係は一切無いです。




視界を塞がれているからだろうか。ぎし、と縄が軋む音がやけに大きく聞こえた。きつくもなければ緩くもない、絶妙な技術で締め付けられた体は既に熱を持ち始めていて、自分の中心が欲情に頭をもたげる気配がした。最も実際は乳首や性器、肛門といった性感帯をわざと外れるように縛られているため直接的な快感は得られていない。だからこれから与えられるだろう痛みと快楽への、頭が痺れるような期待だけでユリウスは性器をぱんぱんに膨らませている。

はしたないと思う気持ちはあるが、そうした行為が好きな心に蓋は出来ない。視界が黒い布で塞がれる前。は、と脳を焦がす灼熱を少しでも逃がそうと熱い息を吐いたユリウスのことをじっと見つめる黒い瞳には全く性欲というものが感じられなかった。いつも通り、目の前の痴態に一切興味がないのだとわかる彼の鋭い目つきを思い出してぞくりとびてい骨のあたりに電流が走る。

「………ぁ、」

コツ、とこちらに近づいてくる足音が聞こえた。そういうプレイ用に、部屋の真ん中に立てられたポールに膝立ちの状態で括り付けられてはいるものの、かれこれ十数分はそのままだ。ただ自由を奪われて、相手の与えてくれる快楽を待ち望む体は完全に出来上がっていて些細なことすら刺激になる。亀頭をとろりと滑り落ちた先走りが緩やかに幹を伝わっていくのがもどかしい。もっと強い刺激がほしくて腰を揺らめかせても求めているものは与えられないのはわかっている。それでも、くぅ、と媚びるような音で喉が鳴った。

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