年下攻めが気持ちよくて喘ぐの大好きなんすよね〜〜〜〜〜(横たわる)
スバルのことショタだと思ってっからな
ショタおに
ショタおにはショタが喘がないと話にならんので、攻めがあえぐの嫌だな~て人は読まないほうがいいですね
あとなんか百合っぽい
レイドおじさんがラインハルト君の叔父さん
後半クソ展開だから注意ですよ
「毎回思うのだが……」
「ん?」
「……君には、射精欲求というものがないのか?」
「えーっと…それはつまり」
開発をあらかた進めた後。ぐったりと脱力したままユリウスがそんなことを呟いた。スバルを見ているにも関わらずどこか遠くを見つめている表情に責苦が終わって気が緩んでいるんだな、と察する。
「中で出してほしいってこと?」
「……………断じて違う。何故そんな解釈をする」
「いや、万が一の可能性に掛けまして」
「そんな可能性などこれから先も永遠にないと断言しよう」
ジト目で睨まれて肩をすくめる。まぁ、ユリウスが疑問に思うのも仕方がない。勃起した陰茎を入れはするものの、特に射精をせずに終わらせるから同じ男として気になったのだろう。
「必要性を感じないんで……」
「ひつようせい……」
「なんだろうな。ちょっとした不感症なのかな。あんまり欲求がないんだよね、俺」
生理現象として朝立ちも勃起もするが、それだけだ。放置していれば収まるし特に欲望を開放したいという気持ちもない。最も刺激すれば立つのでこれはきっと心の問題だ。
「そういう、ものなのか?」
「出すと体だるいしね」
「……まぁ、そうだな」
はぁ、とため息をついてユリウスが腕の鎖を揺らした。ちゃり、と微かな音を立てて鎖が揺れる。最近は反抗することも少なくなってきたし筋肉も落ちてきた。スバルでも対処できる……かはわからないが、もう一人この部屋に待機させておけば拘束を外しても問題なさそうだ。
うん、と一つ頷いてユリウスにとある提案をする。
「話は変わるけど、それ取って欲しい?」
「………この、拘束をか?」
「そう。ずっと同じ体勢だと疲れるだろ」
「……取って欲しい、と言われれば確かにそうだ。しかしその対価はなんだ?最初にも言ったと思うが、我が国の情報は教えられない」
「あはっ、吐かないから殺すまで拘束するって、そこまで鬼畜じゃないよ俺。条件はつけるけど」
「どの口が……」
苦虫を噛み潰したような顔をしてユリウスが吐き捨てた。心外だなぁと思いながらいくつか案を考える。何か緩めのものを、と思いながらふと、先ほどの会話を思い出してそれにすることに決めた。
「んじゃ、口で俺のこと射精させれたら、ってことで」
「……は?」
「別の案がいい?他にもあるけどこれが一番負担がない」
「…………、」
思いっきり顔をしかめられたが、考える様子を見せた、ということはそこまで忌避していなさそうだ。少なくともこれ以上体を開発されるような行為よりはマシな筈である。
「わかった、では、それで」
「はーい」
ぱん、と軽く手を打ち鳴らし、交渉を終わらせる。俺、軽く不感症だけど頑張ってね、と不承不承ながらも提案を受け入れたユリウスに言うと観念したように頷いて、それから長いため息を吐かれてしまったのはまぁ、しょうがないことだろう。
「言っとくけど、噛みちぎろうとしたらわかるんで。そしたら拘束も外さない」
「………承知した」
「歯ぁ立てんなよー」
ユリウスの首のあたりに跨って、ズボンの中から項垂れた性器を取り出す。いざ目の前で男性器を露出させられると流石に怖気づいたのだろうか。これからスバルのペニスを口に咥える予定だというのにユリウスは口を噤んでしまった。嫌がらせとして亀頭をぐりぐりと唇に押し付けると、顔を背けられる。
「やる気ある?」
「………臭い」
「いやいや!これ俺の匂いじゃねぇから!さっきまで被せてた避妊具の匂いだから!」
流石にそれは心外すぎた。これでもしっかり皮も剥いてちゃんと洗って清潔にしているのである。使用している避妊具には独特の匂いがあるので、洗うまで多少の匂い移りはするし、そこは我慢してもらうしかない。
「てか仮に臭くてもお前の尻に直接突っ込んだやつ舐めるよりはマシじゃない!?」
「む、」
「我儘言うようになったなぁほんと・・・」
「正当な意見だ」
「少なくとも捕虜が主張していいことじゃねぇんだよなぁ・・・ま、いいや。舐めて」
ほら、と今度は横を向いたままの頬に性器を擦り付ける。嫌そうな顔をしつつも拘束が外されるという欲求には逆らえなかったのか、しぶしぶとユリウスがスバルの亀頭を咥えた。しかし、芯を持っていないそれをどうしたらいいかわからないのだろう。ちらり、と上目使いで「これでいいのか」とでも言いたげな目線を寄越される。
「うーん、女の子に舐めてもらったりとかない?」
「………、」
「初心だなぁあんた。……同じ男なんだから、自分が気持ちいいところ舐めてくれればいいよ」
「……んむ」
スバルにそう促されて、おずおずと舌が動き出す。拙いながらも鈴口やカリの部分、裏筋などを舐めまわされて柔らかな性感が腰に溜まっていくのがわかった。
「ん、いいね……上手上手」
徐々に硬度と大きさを増していくペニスを美しい男が口で育てている、と言う光景はなんやかんやでかなりエロい。そんな視覚効果も相まって、スバルは自分が珍しく捕虜相手に興奮していることを自覚した。久しぶりに生で粘膜接触を行なっているというのもあるだろう。
苦しかったのか、口の中に溜まってきた唾液をユリウスがこくりと飲んだ。そのせいで締まった口内は柔らかくて熱い。喉奥に突き込みたくなる感情をなんとか抑えつつ、さらりとした髪質が戻ってきた頭を撫でる。
「………ふっ、」
「あ、生意気だ」
完勃ちになった性器を更に深くまで咥えて、ユリウスがスバルを見上げて鼻を鳴らした。「何が不感症だ」と言われている気がしてちょっとイラっとする。中に出したら吐き出すと思うけどぜってぇ精液飲ませてやる。今決めた。
「……裏筋んところもっと強く舐めて……っは、そうそう。できればもうちょい口窄めて、奥まで飲み込んで、」
「むぅ……」
「あー……無理?口ちっちゃいもんな」
慣れていない、というのもあるだろうが標準程度の大きさであるスバルの性器ですら口いっぱいに頬張っているといった有り様だ。言われた通りに口を窄めようとして、苦しかったのか諦められた。まぁ十分気持ちいいしいいか、と思って射精の快楽を追い求めようと目を瞑る。時折ついつい腰が揺れて、ユリウスの喉奥に突き入れるような動きを取ってしまったが意外なことに文句は言われなかった。
「あっ、……はぁ、…う、んっ、やべ、きもちい…」
じわ、と汗が滲む。膣や肛門のようなただの肉の穴ではなく、意志を持った軟体に亀頭と竿を舐め回されるのは予想外の気持ちよさだった。舐めさせるのが好きなやつの気持ちがようやくわかった、と思いながら荒い息をつく。拷問なんて仕事をやってると口淫させようとしたらまず噛み千切られるので、実はあまり経験がなかったというのも大きい。特にユリウスも男だからか初めてにしては的確に弱点を責めてくるのもいけない。
「………ん、何…見てんの?」
急に少し弱くなった口淫に、ふと薄目を開けてユリウスを見下ろすとやけに目を丸くしてこちらを見つめていた。いかにも驚いてます、といった表情を疑問に思いながらいつの間にか額に張り付いていた前髪を掻き上げる。純粋に快楽を追い求めての射精は久しぶりだが、もう少しで出せそうだ。
「咥えんの疲れた?もーちょいだから頑張って」
続きを強請るように軽く腰を動かす。上顎のでこぼことした所を狙って擦ると更に気持ちよかった。いつもと違った感覚が癖になりそうだ、なんてことを考えつつユリウスの頭を抱くように体を前かがみにしていく。限界が近づき、は、は、と獣のように荒くなった息が頭にかかるのがくすぐったかったのかユリウスがもぞもぞと頭を動かした。
「ん、くぅっ……も、出るッ……!」
「……むぐッ?!ん゛んんっ!う゛ッ、………ッ、…………」
ぞり、と一際強く上顎に押し付けてしまったところで呆気無く限界を迎えた。噛まれるかも、なんてことを考えずに本能に任せて頭を掴み、無理やり喉奥まで一気に挿入する。冷静な部分ではやばいと思っていたが、とにかく今はそうしたかった。尿道を駆け上がる粘ついた精液の感覚にぞくぞくと背筋を震わせながら肺から熱い息を吐く。
「はぁっ!は、……はぁー、気持よかったぁ……」
暫く処理していなかったせいで少し長めの射精感を堪能しつつ、手でがっちりと抱え込んでいたユリウスの頭を離す。無理やりやってしまった身で言うのも何だが、噛まれなかったのは意外だった。丸めていた体を起こして股関に目をやると顔を赤くしてくったりと力が抜けたユリウスがいて、スバルは慌ててまだ彼の喉奥を犯したままの性器を引きずり出した。
「あ、やべ。悪い」
「…………、……けふっ」
唾液と、飲み込みきれなかったのだろう白濁に塗れたペニスがずるずるとユリウスの口から抜けていく。完全に抜け落ちた時にまだ尿道に残っていた精液が形の良い唇を汚したのは流石に悪いと思い、指で拭っておいた。軽い酸欠からか涙目になったユリウスが咳き込んで、スバルを睨む。
「最後まで俺のちんこ噛まないで全部飲めたなー、すごく偉いぞ」
「………かんで、やれば、よかったと…、後悔しているよ……」
「まぁまぁ、そう怖いこと言わないで。水飲む?」
「ぜひ、頂こう。……君の体液と、避妊具の匂いで、口の中が酷い味だ……」
喉に違和感があるのか、またユリウスが咳込んだ。スボンの中に萎えた性器をしまいつつ、苦しそうな様子に頭を掻いて、部屋の中に置かれた水差しのところに行ったはいいものの何故かコップがない。置き忘れたのかな、と思いつつ仕方がなく水差しだけを引っ掴んでユリウスが寝転ぶベッドに戻る。
「ちょっと待ってな」
ぐい、と注ぎ口に直接口をつける。スバルが何をしようとしているのか理解して、ユリウスがゆるゆると首を振った。
「……いい!それはしなくて、いいっ!鎖を外してくれれば私が自分でっ……、」
「んむむむんむむ」
「飲み込んでから喋ってくれないか?!や、やめ…」
がし、と顎を掴んで顔を近づける。もう体力はないと思っていたが予想外に暴れるのでスバルも思いっきりユリウスの顎を掴む手に力を込めた。腕っ節はそうでもないが、なんやかんやスバルの握力はかなりある。痛みが走ったのか、顔を微かに歪めて動きを止めた隙を狙って唇に噛みつくと予想通り歯を噛み締めて抵抗された。
「んむー」
「う、ううっ?!」
なので形の良い鼻を摘んでやる。その内酸素が足りなくなって口を開けたところに思いっきり舌を捩じ込んだ。
「……ひた、かみゅなょ」
もにょもにょと喋って、口の中に含んだ水をゆっくりと流し込む。スバルの口内で生温くなってしまったが、それでも水は水だ。最初は飲み込む様子を見せなかったが途中から観念したかのように喉を鳴らし始めた。ごく、と喉が鳴る音が骨を伝わってスバルの体にも響く。
「お、まじだ。不味いなこれ」
離れる前にべろりとユリウスの唇を舐めてみると、確かに酷い味がした。精液独特の生臭さと避妊具のなんとも言えない妙な味。よく最後まで咥えられていたものだ、と感心しつつ体を起こす。口をごしごしと拭って息をつき、いろいろと疲れたのかぐったりと脱力しているユリウスの左手を戒めている枷に触れた。
かちりと音がして、まず一つ目の枷が外れる。その音にぴく、と体を動かしたユリウスが自由を確かめるように手を握って、開いた。何度かその動作を繰り返した後に、ぎゅっと拳状に握られた左手をみてスバルの中の何かが警鐘を鳴らす。
「…………あ?」
唐突に人体の急所の一つである鼻の下、所謂人中と呼ばれる場所を殴られ、激痛と共に鼻血が溢れだす。思わずそこを抑えたスバルの胸倉を掴んで自分の上に引きずり倒し、まだ戒められている右手も使って首を締められる苦しみと痛み。かふ、と肺から空気が絞りだされて声を出すことも出来ない。自分がこの後どうなってもいい、とでも思っているのだろうか。ただスバルを殺すこと、それだけの意志が込められた黄金色の瞳がじっと、じわじわと息絶えていくスバルのことを見つめてーーーー……
「っと、あぶねっ」
「……避けたか」
白昼夢のようでいて、鮮明な死の映像に、慌ててユリウスから距離を取る。空気を切りながら顔の前を通り過ぎた予想以上に勢いのある拳に内心冷や汗をかきつつ、スバルはとある男の名前を呼んだ。
「ーーーラインハルト」
「ここに」
行為を始める前に手をたたいて、この部屋の前に呼ぶように支持を出して本当によかった。ナツキ・スバルではユリウス=ユークリウスのことを拘束することはできない。それができるほど実力がある人間の中で、今日たまたま空いていたのがスバルの友人でもあるラインハルト・ヴァン・アストレアだ。
「そこのやつの左手捕まえててくれる?あと、他の錠も外すから、なんかしようとしたらそれもよろしく」
「了解。動けないようにすればいいんだね」
「そうそう。ごめんなーこんなことに付き合わせて。お前こういうの嫌いだろ」
「勿論気は進まない。だが国のためだ、理解しているよ」
にこ、と微笑まれて本当に悪い、と再度謝る。彼の叔父はびっくりするほどスバルのやっているようなことが得意で、かつ大好きなのに何故その傍にいたはずのラインハルトはこうなのだろうか。反面教師になったというのならば、とても良くわかる。あの唯我独尊な人間と血が繋がっているのにまともに育ったというのがすでに奇跡なのだ。そんなことを考えつつも、ユリウスの右手、左足、右足と順番に枷を外す。一番物騒な手はラインハルトがどちらも解放された時点で後ろ手に拘束してくれたので安心だ。もう死の未来も見えなかった。
「まぁ、予想してたこととはいえ、あんまりこんな事実はいいたくなかったんだけどさ」
「・・・・・・・」
「ぶっちゃけ、戦争が終わった後のことを考えるとな?勝つにせよ負けるにせよあんたの国とは仲良くしておきたいわけ。特にあんたは貴族で騎士、かつ「最優」なんて呼ばれてる王の懐刀だ。あれ、言葉にしてみると今にしても捕えられたのが奇跡だな・・・」
「・・・・何が言いたい?」
「うーん、そうだな。とっても簡単なことだよ」
ふう、と息をつく。できればラインハルトの前で人道に反するようなことを言いたくなかった。彼がそうしたことを嫌うというのは勿論あるが、そもそもスバルだってこういうことは苦手なのだ。意外に思うかもしれないが、とても苦手だ。
「ユリウス=ユークリウスには「弟」がいる」
ぼそり、と呟いた言葉にユリウスがはっと息を飲む。
「スバル・・・」
「ごめんごめん、・・・でも俺も殺されるわけにはいかないし、こいつが俺に何もしなければ侵入させた人間を使って、人質に何かしようってことにもならない。わかるか?ユリウス。お前は頭が良い人間だからさ、わかってたと思ってたけど・・・ちょっと悪意に触れた経験が足りなかったな。お前が祖国を守るように、家族を守りたいのなら下手な行動は慎むべきだ」
でも今回のことでわかっただろ?とまだ赤みの残った頬をつつく。ぎりぎりと歯を食いしばった音が聞こえた。
「俺のこと、どんだけ脳内で罵倒してんのかしらんけど、あと多分性格最悪絶対友達になりたくない今すぐ死んでほしい死体は切り刻んで豚に食わせたいとか思ってんだろうけど」
「・・・・・」
「家族を殺されたくなければ情報を・・・って言ってないだけ優しいってことは理解しとけよ。いいか?俺たちは今後のことも考えてる。変な遺恨は残したくない。だからお前にもとっても優しくしてる。情報を教えてくれることを、お前の意思を尊重してる」
脳に刷り込むように、柔らかな声音でゆっくりと正しくて間違っている言葉を紡ぐ。
「鞭で打たれたり殴られたりしても、骨は折られてない。だから体も変に歪んでない。受けた傷の手当もちゃんとした。それにしっかり五体満足だ。手で物を持てるし自前の足で歩くことができる。自分の口で物を食べることができるし目もある。親指を切り落としてないから、今は鈍ってるだろうけど鍛え治せば剣だってまた握れるんだ。性器も金玉も潰してない。だから、貴族にとっちゃ欠かせない跡継ぎだって作れるじゃねぇか」
本当は、そうすることも出来たのだと。ユリウスがここに来てから受けた拷問など悪意のほんの序の口に過ぎないのだと。まるで聞き分けのない子供に言い聞かせるように。
「ま、長々と語っちまったが・・・俺を殺したらあんたも殺されるか廃人になるかで、次のユークリウス家の大事な跡継ぎの弟君も「不慮の事故」で死ぬって覚えといてくれればいいよ。ただ、今のユークリウス家の当主は結構な高齢らしいな。おまけに体も弱ってきてる。そんな状態で子作りなんてできるのか、それは自分で考えな・・・・・ラインハルト、もう離してくれていいよ。ありがとな。あと、俺に襲い掛かってきても止めなくていい」
「・・・大丈夫なのかい?」
「この騎士様の頭が余程悪いか、もしくは家族より国のほうが大事ならダメですけど・・・まぁそれも一つの選択だろ?」
そうは言ったものの、スバルは死ぬ気なんてさらさらない。もうわかっているのだ。ユリウスがどんな答えを出すかなんて。だってスバルには今も何も「見」えていない。
「・・・・・・・・・わかっ、た」
「何が?」
「君に、・・・危害を加えないと、誓う・・・」
「賢明な判断だ。「最優」の呼び名も納得だよ」
本当は今すぐここで殺してやりたいと、そんな殺意がどろどろに詰め込まれた声だった。先ほどまで気丈にスバルを睨みつけていた瞳は、今は顔を項垂れてしまったせいで見ることはできない。だが一見服従したかのように見えて実際まだ心は折れていないのがはっきりとわかる。
拘束から解放されて、シーツの上にぺたりとつけられた手が血が滲み出そうなほどに強く握りしめられて、小刻みに震えている様子をちらりと見て、スバルは。
「拷問卿」ナツキ・スバルは心からにこやかな笑みを浮かべた。