こっちがインポになりそうなので好きなところだけ書きます
レイドおじさん現在竿役みたくなってますがこれの前編の前編はガチレイユリになりますね
話としては構想の中盤~終盤辺りです
喘ぎ声適当なので後で直します
描写もだんだん力尽きて参りました。変えるかもしれませんが男性向けエロ漫画みたいなセリフが苦手な方は向いてない話です。
展開はマジでかえるかもしれない
レイドおじさんの扱いをもっとちゃんとしたい



「いやだっ……!スバル、そこはっ、そこは駄目になる、…頭が、おかしくなって、しまうぅうっ……!?」
「そうだな。前もヨガってたけど生はもっと凄いから頑張れ。ちょっとだけおかしくなってみような」

くぷ、と微かな音を立てて、恐らくレイドの亀頭が結腸へ微かに侵入しはじめたのだろう音が聞こえた。密着しているからよくわかる。息を詰めて体を固くしたのに、ちゃんと教えたはずだが、と心の中でため息をついて赤く染まった耳にそっと言葉をかける。

「……力抜いてないと、辛いって言ったろ。ほら、深呼吸して」
「……ッ、はーっ、はぁっ、ふ、…」
「そうそう。じゃないと入るとき痛い」

直腸から大腸に繋がるその部分は酷くデリケートだ。だから開発していたとしても、手荒く扱うと後々支障が出る。陰茎を全てユリウスの体内に収めきったレイドが、ふーっ、と大きく息を吐いた。

「中々しっかり躾けてるじゃねぇか、オメェ」
「頑張りました」

剣を持つ者の、固くゴツゴツとした手がユリウスの腹を撫でた。丁度臍の下辺りが結腸の入り口だ。レイドの大きく、カリ高な性器の先端を咥えこんでいるその箇所は、ユリウスの痩身もあって中に入り込んでいる物の形を微かに浮かび上がらせていることだろう。そこをぐいぐい抑えて外からも中からも刺激してやると凄いのだが、挿入している側だと動きづらさそうなので下手に注文はつけない。

スバルがやってもいいが、こちらはこちらでやることがある。

「ひぃっ!?」

まだ動かれてもいないのにすでに体を痙攣させているユリウスの耳朶をそっと口で食む。それだけで、普段だったら抑えられないレベルの快楽を与えないと出さない嬌声が聞こえた。唇で軽く愛撫しただけでこれだ。舐めたらどうなるのかな、という下卑た好奇心とともにたっぷりと唾液をまとった舌を耳の中にねじ込む。

「ひ、やめっ、や、あっ」

ねっとりと形の良い耳を嬲る。濡れた音が脳を直接犯しているような気分になるように。軟骨に舌を這わせ、穴の中を犯すように軽く舌先で突く。その度にちゅぷちゅぷといやらしい音がして、本当に耳で性行為をしているような、そんな感覚に陥った。

スバルでさえそうなのだから、それをやられているユリウスはたまったものじゃないのだろう。仕上げとばかりに軽く歯を立てると唯でさえ快感にがくがくと震えていた体が硬直した。かふ、とユリウスの喉から掠れた息が漏れる。

声も出せないほどに、深く極めたのか。ぽたぽたと何か液体が漏れてシーツに落ちている。耳を犯すのを中断して、ユリウスの下半身に手を伸ばすと柔らかく萎れたペニスがあった。正しい射精とは到底言いがたく、壊れた蛇口のように不規則に漏れる精液。

「あーらら。ケツマンコ掘られまくって、等々ちんぽまでメスになっちゃったかな?」
「・・・稚魚、オメェどこでンな言葉覚えてきやがった?気色わりぃこと言ってンじゃねぇぞ」
「前外国で拷問受けたときに言われた。意味は合ってるだろ?」
「そうかよ。似合ってねぇな。もう使うな」
「へーい」

狭い輪に無理やりサイズの合っていないものを通すような、粘着質な交合の音が続いている。くぽっ、と軽い音を立てて抜けて、すぐにまた熱い肉の塊を強く押し付けられて、最奥に無理矢理押し入られる。普通に生きていれば誰も知ることがなかったはずの体内を他者に犯されている。その快感たるや、如何なものか。

それを確かめたくて、等々揺さぶられるがままにになってしまったユリウスの顎を掴んで強制的に顔を上げさせる。レイドの突き上げにあわせて揺れる頭の下に隠れていた表情はかなり酷かった。目から、鼻から、口から。顔に空いているありとあらゆる穴から体液を垂れ流している。

度重なる絶頂に浮かされて、どことも知れぬ虚空を見つめている潤んだ瞳。ひゅうひゅうと掠れた息が溢れるだけになってしまった喉。誰が見たっていうだろう。もう心が折れてしまったのではないかと。しかし。

「ユリウス、ユリウース。戻ってこい」
「ふ、ぁ゛……」

それでも、頬を軽く叩くと蕩けた瞳がゆるゆるとスバルに焦点を結んだ。

「そろそろ、俺達に教えられることがあるかな?」
「……………ぃ゛……」
「ん?」

微かに口が動く。聞こえなくて、ユリウスの口元に耳を近づけたスバルの首筋に柔らかいものが触れる。続いて、かり、と歯を立てられる感触。

「は、」

痛みはなかった。
恋人同士の性行為の最中に戯れに首筋に噛みつくような、そんなささやかな刺激だった。だがそれは明確な意図を持ってスバルの首筋を、頸動脈を狙っていた。

「死」のヴィジョンは欠片も見えない。その代わりにぞわりと肌が泡立つ。

「ふっ、・・・・はははっ・・・ははっ!あははっ!・・・ッく、ふふ・・・」

笑みが漏れる。抑えきれない笑い声が声帯を震わせる。笑いすぎて涙が滲んできた。突然笑い始めたスバルを意味が分からないものを見るようにレイドが見下ろしている。律動が止んだのを幸いとみてか、また、僅かに歯が肌へと食い込んだ。

「・・・・・アァ?」
「はっ、・・・・あー、ごめんごめん。萎えた?ふふっ、あー・・・笑った笑った」
「いや・・・稚魚のツボは今一どこにあるかわかンねぇのがなぁ。・・・おい、激マブ、変に気に入られる前にさっさと吐いちまえや」

宥めるようにレイドがユリウスの尻をぽんぽんと叩いた。その返答なのか、ヴゥ、と獣の唸り声がスバルの耳元で聞こえる。それはどんなことをされても離さないという意思表示だ。話さない、という抵抗でもある。

『もっとも、ただで殺されるわけにはいかない。どんなことをしてでも君の首筋に食らいついて・・・肉をえぐり取る。私にもその覚悟はある』

牢で初めに聞いた言葉が、スバルの脳裏にふっと過ぎる。笑いを瞬時に引っ込めて、ユリウスの喉をかりかりと指先で引っ掻くとますます顎の力が強まった。ぷちりと肌が破れる音がして血液が滲みだす感覚がする。このままにさせておけばきっと頸動脈を食いちぎられるだろう。

「なぁ。ユーリ、ユリウス、・・・ユリウス=ユークリウス」

とんとん、と張り出した喉仏を爪先で叩く。ユリウスがこれ以上やるのならばスバルも覚悟を決める。

「約束を、忘れたかな?」

守りたいものがある人間にとってはなによりも致死量になる毒を耳の中に吹き込む。人はそこまで強くない。死ぬと分かれば自暴自棄になる。しかし生きる道があるのなら汚物を飲み込んででも生へしがみ付く。この男が置かれている状況は例えるのであれば後者だ。

「ぐ、ぅうっ・・・」

苦渋に満ちた唸り声とともに、にち、と嫌な音を立てて歯が外れる。憎んだ相手を殺す機会が目の前にある、それに一度届いたのだ。きっと相当な意思の力を必要としたことだろう。

それでも、矜持としてか、声を出さずに涙をこぼしはじめたユリウスの頬をわざと舐め上げる。塩辛い涙の味がした。懐かしい味だ。自分も昔はよく泣いていたなと、今では遠い記憶になった過去をスバルはぼんやりと思い出した。




別にスバル過去編には行かないですね。
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