RRRRRRRR ｶﾞﾁｬ 「はい。こちらはクサハタ島ニューエレファント水産加工第５工場です。どういったご用件でしょうか」 『こんにちは。そちらの社長は何歳ですか?』 「すみません。そういった質問にはこちらではお答えしかねます。本社の方に取り次ぎいたししましょうか?」 『歳は27才、趣味は園芸で赤いバラを８本、アネモネを10本ほど植えていて最近害虫に困ってます。今はいません』 「――――確認しました。こちらはハートの海賊団通信室でっす!」 『ふふ、元気そうだねシャチ君』 「ハンチさんも元気そーでよかったよおお!今どこにいんの?」 『ウォーターセブンだよ。そっちは?』 「えーっと今はねーシャボンディ諸島あたり。」 『そろそろレッドラインを越すか。じゃあボクも合流しないとね。――ロー君近くに居る?』「あ、うん。いるよー。変わるね」 ｶﾞﾁｬ せんちょー ｶﾂｶﾂ ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ 「久しぶりだな。ハンチング」 『ロー君もお元気そうですね』 「仕事の方はどうだ?」 『CP9がいなくなってくれたから仕事は幾分やりやすかったです。今日はその報告』 「へぇ。収穫は?」 『アナタがお望みの海軍の軍事機密とか』 「ふん、よくやった」 『お褒めいただいて有り難き幸せ。ってそろそろレッドラインなんですって?』 「あぁ、お前からの連絡を待ってたところだ。しばらくシャボンディ諸島周辺にいるから合流しろ」 『了解しました。また海軍将校にでも化けてあの海流に乗りますよ』 「そうか。それじゃあ早く来れるな」 『そうですね』 船長 「っと、おいハンチ。ペンギンがお前と話したいらしい」 ｶﾞﾁｬ ありがとうございます ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ 「もしもし、暫く」 『はは、眠そうな声だねー』 「…昨日戦闘があってその前の日も寝てなくて今の今まで寝てた」 『それはそれは。貴重な睡眠時間を割いてまでボクに何か?』 「…海軍の船に積む食料って旨いか?」 『かなりイケてるよ。ビーフシチューとかパンにつけたらおいしい』 じゅるり 『､…ペンギンまた一種類の缶詰め買い込んだでしょ』「…昨日襲撃した船には酒しかなかったんだ」 『はいはい、食料かっぱらっていったらいいのね。了解。一週間くらいで着くよ。海軍の船は早いからね』 「そうか。一週間でこっちの食料も切れる」 『ふふ、ちょうどいいね。まぁできるだけ早く行くよ』 「よろしく頼む」 『じゃあそろそろボクはお仕事があるからこのへんで』 「あぁ、船長にかわるっっていない」 『ふふいいよ、じゃあねペンギン』 「――あぁ、気をつけて」 ｶﾞﾁｬﾝｯ ハンチング帽の報告 「―――さて、食料はビーフシチューの缶詰めと…………あとは豆スープかな」 2011/0424 |