※続きです。
※オリジナル大量
※捏造







ポーラータング号艦内、医務室。





「う…」


「おい!ペンギン!サシラが気がついたぞ!」

「サシラ!」「おい!!」




「サシラ」

「ペンギンさん……ここは…」

「ポーラータング号だ。シャボンディは脱したよ。お前、本当に大変だったんだぞ。あんまり喋るな。これ食ってろ。」

ペンギンは、ベッドに横たわるサシラの口にバナナを突き刺した。

「もご…」

「…大変だったって何が?って顔だな。また、血塗れのドラゴン状態でテメーがその場でノックダウンすっから、キャプテンがずっとroomを展開しながら船に戻ってきてよ、」

「もご…」

「そんな、しょげつつビックリすんなよ。それでもうキャプテン割とバテて、そんで、やっとのこさポーラータング号にたどり着いて、おれらと合流したんだけど、ルワンノの船が迫って来ててよ、もう…………本当に………………地獄だった…………………。」

ペンギンの頬を一筋の涙が伝う。

「もご…もご!!!!!?」

「うっせーな!スパナだろ!?…大丈夫。なんとか生きてるよ。さっきオペが終わった。当分無菌室から出れそうにねえけどな。」

「もご………」

バナナを食べ切ると同時にサシラは再び意識を手放した。





「まったく、お前ってやつは…。」

「あ、お疲れ様です。」

血塗れの服を床に叩きつけつつ、ローはその辺にあった椅子を適当に引きずり、ペンギンの前に座った。

「あ、じゃねーよ。病んでるヤツの口にバナナ突き立てるヤツがいるかよ。」

「食べれたんだし、結果いいじゃないですか。」

「…」

「それより、スパナどうでした?今、安心させる為に大丈夫ってサシラに嘘ついたんですけど。」

「本当におまえはろくでもねぇな…。大丈夫だ。…当分目を覚まさねェがな。」

「それ、本当に大丈夫って言えるヤツなんですか?」

「命があるっていう意味の大丈夫だ。おれにも正直わからん。」

「ふぅん。……………で?」

「で?」

「あの人は?」

「……今、お前の言うあの人に該当しそうなヤツが3人程思い浮かんでて誰かわからねェよ。」

「わはは。じゃあ、バンダナ。」

「ウルセェから薬打って軟禁。」

「シャチ。」

「ルワンノの船に忘れた。まあ、生きてんだろ。」

「怪盗BF。」

ものすごい殺気を放ちながらペンギンを睨む。

「怖。おれにあたらないでくださいよ。」






ペンギンはコーヒーを啜る。












「さーーーて、どうなるのでしょうね?」

「知るか!おれにもコーヒー!!」

「ハイハイ。」






20180909
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