※捏造
※オリジナルキャラ注意
※続きです。














シャボンディ諸島
1番グローブ
オークション会場正面玄関










「迫撃砲!!撃てェ!!!」

ドン!!ドン!!ドン!!

「“ゴムゴムの”っ!!」バリッ…!!「“ROOM”」

「?!!」
「“風船”〜〜〜っ!!!」「“リペル”」「“シャンブルズ”」

ボッカァアアアアアアアアアアンッ!!!






ロー:「やれやれ…思ったより数が多いな………」
ひょい…パシッ ひょい…パシッ

ルフィ:「お前ら変な能力持ってんなーーー!!」

キッド:「てめェのが一番変だろ」


三人とも迫撃砲も効かねェなんて…
  轟く悪名は本物の様だ………!!
 何とか“大将黄猿”到着まで持ち堪えろ!!

ロー:「―――そんなに待ってられるかよ……」

ポイ!! あああああ〜〜…!!!
ぎゃあああああ生首〜〜!!
   えェ!?感覚あんのか!??
「とにかく!!あいつの作る“サークル”には入るな!!!」

ロー:「“ROOM”」
ブゥ―――――…ン!!「!!」
           ズパパァン!!!





ロー:「気を楽にしろ」

スッ






「すぐに終わる」
   「!!?」














* * *






三番グローブ
 無法地帯の原っぱを駆け抜ける影が2つ。












バン:「あー…めんどいことになったぜ」



ハンチ:「それもこれもきみがロー君にコック買おうって進言したせいだからね」



バン:「はぁ?お前だって乗り気だったじゃねーかコックよぉ!」



ぶるるるる!!


腕につけた黒電々虫をいじるハンチング。



バン:「…ちっ」(無視かよ)




ピッ






ザッザザッ

こちら海軍本部第24部隊。
只今先ほど通信があった四番グローブの、ハートの海賊団員と第23部隊の戦闘現場に到着しました。24部隊副長カニス中佐が交戦中ですが、状況は最悪。たった二人の海賊に、隊長、副隊長を除く第23部隊員は全滅。繰り返します。こちら海軍本部第――――――ザザッ


バン:「――おいおいおいこれスパナたちのことだよな?」


ハンチ:「んん。麦わらたちと僕らが共犯になってるから、まぁこうなるよねぇ」


バン:「感心してる場合かよ…あの二人に海軍の部隊一つの相手はちょい荷が重いだろーが。」


ハンチ:「なんでそう決めつけるかな」


バン:「あ?なんだよ」


ハンチ:「強いよ。あの二人。特にスパナちゃん。…まあ?サシラんとか君は、ちゃんとみてあげてないと思うけど」


バン:「……なにが言いてぇんだよてめェは」





ハンチ:「まっ、今はそれよりも詳しい状況の確認でしょ」


バン:「ちっ……さっさとしろよワカメ。――てめぇといるとまじ胸糞悪くなるぜ…」


ハンチ:「黙れば?……んんっ!


、アーーーー♪あ、ああ!」







(白電々虫を取り出すハンチング)


バン:「………だれ演るんだよ」


ハンチ:「煩いなほんと。今集中してるんだから、黙ってくれる?」


バン:「――――!その声って、」

ハンチ:「…」


ガチャガチャ…


RRRRRR…

ガチャッ


『はい、こちら海軍本部第24番部隊長、フィリッツ中佐』


ハンチ:「――あーーー…こちら海軍本部ルワンノ中佐だ!今君たちが見ているハートの海賊団員の状況はどうなっているんだね!?」


フィリッツ:『…二人のうち一人カニスさんにミンチにされて死亡で、残った長身のメガネの船員がカニスさんと交戦中ですよ』


ハンチ:「、」
バン:「!!!!」

ハンチ:「死亡?」

フィリッツ:『ええ!23番部隊の半分を一人で。とてもすごかった』


ハンチ:「…」


フィリッツ:『ライフルで全員の眉間を抜いてましたよ。あの年であの子、一体どんな暮らしをしてきたんだか』


バン:「………うそだ…」






「スパナが、しんだ…?」



フィリッツ:『事実ですよ。―ハートの“歴史屋”さん』


ハンチ・バン:「「!!??」」


フィリッツ:『ルワンノさんのマネッコしているのは、“黒狐”だね?』


ハンチ:「…っ、ばれちゃった」


フィリッツ:「今ルワンノは君たちがシャボンディに来たっていう情報が入った瞬間に特別部隊を編成して動いていてね、この天竜人の件には参加していないんだよ。」


ハンチ:「…さっすがルワンノ中佐ってとこだねぇ」


フィリッツ:「“歴史屋”も“黒狐”も、なかなか尻尾をださないって話を聞いていたんだが、いや、あっけないあっけない!」


ハンチ・バン:「「!!!!」」ババッ

どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど!!!!!!!







フィリッツ:「電々虫の視神経に侵入して君たちの人相、居場所を特定することなど、実に造作のないことなのですよ。」



バン:「………。」


ハンチ:「…バン、色々思うとこがあると思うけど今は目の前に集中して」


バン:「………。」

ハンチ:「…役立たず」





ぐいっ!
バン:「!?」

ハンチ:「この人は僕が相手するから、君は早くサシラんたちのとこに行って。ここにいられると邪魔」

バン:「、」

ハンチ:「行って、早く」

バン:「…、」

ハンチ:「――――ヴァン!!!!」

バン:「!!」

ハンチ:「今行ったらスパナちゃんはまだ助かる!!僕らの船長は誰なのさ!!!」
バン:「!!!!」
ハンチ:「早く!!!」
バン:「、お前」

ダッ!
バン:「ハンチング!」
ハンチ:「ひとつ貸しだからね!!」
バン:「、すまん!!…ありがとう!!!」



フィリッツ:「逃がしませんよ?」

ハンチング:「“狐矢”!!」
シュバババババババババババン!!!
フィリッツ:「!!??」


ズズズズズ…



ハンチ:「あなたの相手は、僕だよ。」


フィリッツ:「――――“狐矢”―――――――やっぱりそうだ…。ほとんど存在するのかすら怪しかった超有名な怪盗、“BF”だね、君は。通り名を聞いた時から気になっていたんだが、いやはや!てっきりあれで死んだとばかり!お会いできて光栄だよ」


ハンチ:「…懐かしいこと言うねぇフィリッツさん。けど、今はハートの海賊団幹部ハンチング。イヌイヌの実モデル“黒狐”を食べた只の諜報部員さ」


フィリッツ:「これはこれは……全力でお相手しなければならなさそうですね…。お前たちは逃がした“歴史屋”さんを追いなさい!!」

「「「はっ!!」」」






オオォオオォオオオォオオ…



フィリッツ:「海軍本部第24番部隊長パラパラの実、寄生人間フィリッツ・バイエル中佐、参ります」ギョロリ


ハンチ:「お手柔らかにどうぞ」ニコッ





U字に毀れる白



こんな時だけ名前で呼ぶとか、ずるいよね。
お互いにさ。
20120528
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