※続きです。
※単行本の52巻とともにか一度お読みになってからの方が状況がおわかりになるかと思います。


       

















白いツナギを着た二人の海賊がオークション会場の近くで殺し合いをしています。




ひゅっばばばばばばばばばばばば


ハンチ:「何人になったと思う?」

バン:「400…いや500かな」


ハンチ:「多分700人」


バン:「…分かってんなら聞くんじゃねぇ、よっ!」

ブンッ

ハンチ:「そんなスイングじゃあたらないよ」


バン:「ちょろまかと…」

パパパパパパシンッ


ハンチ:「ロー君に知らせるべきだよねぇ。来たときより海軍が増えてるって」


バン:「しかも、俺たちみたいなのがこうやって暴れてんのに見向きもしねぇ…一体なにが狙い…って、






おい!!」


ハンチ:「?!」


バン:「なんだありゃ?!トビウオ…っ?!!オークション会場に突っ込むぞ!!!」


ヒュン…どっごおおぉおおん!!!!!!!







バン:「……………あっれは…やべぇな…誰だよあんな豪快に会場に乗り付けんの」


ハンチ:「……とりあえず一時休戦ね、バン。」

ダッ

バン:「おい待てよ!!ったく…次までに首洗っとけばーか!!」


ハンチ:「セリフに一々時代を感じさせる用語を使わないでくれる?ていうか付いてこないで」


バン:「お前こそ一々俺になんかいわねぇと死ぬのかよめんどくせー!!付いてこないでって俺だって会場いくんだっつーんだよ!」


ハンチ:「…うざっ」


二人はオークション会場に向けて走り出す。



















***






オークション会場




















ガシャ…ン!!





















ロー:「…」(ニヤぁ)
















キャアァアァア

「チャルロス兄様〜〜!!!お父上様にも殴られた事などないのに〜〜〜!!!」

わあああああああああああああああああああああああああ

わー                     ドン!!
             キャー
     ドン!!
          おのれ!!!下々の身分でよくも息子に手をかけたな!!!

シャチ:「…」    キャーーーーーーーーーーーーー!!!       
              ペン:「え、わ、え、ええええええええ?!!」
 ドン!!   ベポ:「大変だ」  わあああああああ
      ロー:「…………どうしたシャチ。機嫌悪くないか?」   わーーー
 シャチ:「いえ、…」     逃げろ外へ!!!

「この世界の創造主の末裔である我々に手を出せばどうなるか 」タンっ!! ガシャアン!!              わー            キャ
 ドカァン!!











「ロー!!」


ロー:「!」


ベポ:「バンダナ、ハンチング!!」


バン:「やべーぞロー!!」


ハンチ:「外に来た時よりも、海兵が400人は増えてます」


ペン:「…は?海軍?!!!」


ロー:「増えたな」


ベポ:「ありゃ。そんなに?」


ペン: 「ちょ、ちょっと待てよ!!来た時の海兵って、一体、」


ハンチ:「やっぱペン君気づいてなかったのね」


バン:「オークション会場の周りに海兵が待機してたんだよ。300人くらい」


ペン:「はあ?!!な、なんで言わねぇんだよ!!!」


シャチ:「だって、」


ロー:「お前に行ったらぜってー帰る帰るうっせーだろ?」


ペン:「な、」


シャチ:「300人くらいだとどうにかなるしねーとか思ってたけど、え、今外700人いるの?」


ペン:「〜〜〜〜〜!!あーーもーーーどいつもこいつもーーー!!!!」


ハンチ:「それより、なんです?この騒ぎは。」


バン:「トビウオのオークションのパフォーマンス、じゃあねーよな…こりゃひでぇ」


ロー:「麦わら屋が天竜人をぶっ飛ばした。トビウオはヤツのクルーだ」


バン:「は〜〜〜…そりゃまた大胆………






天竜人っつたか今。ぶっ飛ば、は?」


「〈海軍大将〉と〈軍艦〉を呼べ!!!目に物を見せてやれ!!!」


ハンチ:「………本当に、そうみたいだね」


バン:「…………………ただ事じゃないとは思ってたが、マジかよ…。いかれてやがるぜ。麦わら…」


ロー:「くくく…」


シャチ:「ペンギンペンギン。…麦わらのせいでどーせ海軍本部の大将とが軍艦いっぱいくるんだからいまさら海軍の300人や700人、そんな変わりないって」


ペン:「…オークション会場に海軍がいるってわかってたら俺は絶対この場にはいないし、海軍の大将が攻め込んでくるっていう状況下に置かれるっていうシチュエーションにも陥ってなかったがなあ?!!!」


ロー:「まあ落ち着けってーーーハンチとバンダナは先に船に戻って出港準備しとけ」


バン:「…あーい」


ハンチ:「了解です。ロー君たちはどうするんです?」


ロー:「麦わら屋、あれをもう少しみていたい。後、元々オークション会場周辺にいた海軍の狙いも気になるしな」


シャチ:「俺も」


ベポ:「アイアイ。ボクはキャプテンについてくよ」


ペン:「…バンさんハンチ。買い出し組の、スパナとサシラはこのことを知らないだろうから、帰りがけみかけたら声かけてやってほしい」


バン:「…おう!!」


ハンチ:「ペン君、残るの?」


ペン:「…」


スダンっ!!!
(勢いよく立ちあがって仁王立ちし、腕を組んだ)


ペン:「…ここまで来たら、こいつらの酔狂にとことん付き合ってやるよ」


ハンチ:「あはは〜〜〜男前だねぇーーー。わかった。−−−いくよ、中年」


バン:「いちいちうっせーんだよ男女!!」


だだだだだだだだだだ…













ペン:「…」


ベポ:「…」(ペンギンのオーラも怖いけど…)





シャチ:「…」


ベポ:「…」(シャチ、どうしたんだろ)















「ルフィ ケイミーは!?」


ルフィ:「あそこだ!!首についた爆弾外したらすぐ逃げるぞ。軍艦と大将が来るんだ」


「えェ!!?」


ロー:「海軍ならもう来てるぞ麦わら屋」


ペン:「…」


ルフィ:「なんだお前。……なんだそのクマ」


ロー:「海軍ならオークションが始まる前からずっとこの会場を取り囲んでる」


ルフィ:「えェ!?本当か!?」


ロー:「この諸島に『本部』の駐屯所があるからな。誰を捕まえたかったのかは知らねェがまさか天竜人がぶっ飛ばされる事態になるとは思わなかっただろうな」


「トラファルガー・ローね…あなた…!!−−ルフィ 海賊よ 彼」


ルフィ:「クマもか?」


ロー:「……ふふ 面白ェもんみせて貰ったよ麦わら屋一味」


ドン!!



      しまったケイミーちゃんが!!!



さァ『魚』!!!死ぬアマス!!!





ガクン…!!


「「「!!!」」」
          シャルリア宮っ!!!
                      ガシャン!!








シャチ:「っ」




















「ホラ見ろ巨人君。会場はえらい騒ぎだ。オークションは終わりだ。金も盗んだし…。さァギャンブル場へ戻るとするか…」


「…質の悪ィじいさんだな。…金奪る為にここにいたのか」


…………!?なんだあのじいさんと巨人!!

「あわよくば私を買った者からも奪うつもりだったがなァ。考えても見ろ……こんな年寄り私なら絶対奴隷になどいらん!!わはははは。…ん?なんだちょっと注目を浴びたか」

ありゃ商品じゃないか!!!どうやって檻から抜けて…どうやって状を外したんだ!!?



「おお!!?ハチじゃないか!?そうだな!!?−−何しとるこんな所で!!その傷はどうした!!あ〜〜いやいや言わんでいい………ふむ……………………ふむふむ。つまりーーー成程……まったくひどい目にあったな ハチ。お前たちが助けてくれたのか」


ルフィ:「!」





「ーーーさて…」









ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!




ロー:「!!!」ペン:「ぐっ!!?」ベポ:「わっ!!!」











シャチ:「!!!」














ドン!!


































     え…    え!?何で!?何した今!?
 なんだこのじいさん……!!    ………!!




「その麦わら帽子は………精悍な男によく似合う………!!」


ルフィ:「!」

























「会いたかったぞ。モンキー・D・ルフィ」



「「「!?」」」


















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20120212
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