※※第346話:Make Love(&Perv).210








 ベッドで寝起きのセックスのあとは、一緒にシャワータイムとなった。
 もちろん、ただシャワーを浴びるだけではない。


 グシュグシュッ…

 ナナは中出しでまた白く泡立った膣を、丁寧に洗われていた。
 キレイにしたらクンニでもしてくださるのか、淫欲は止め処ない。

 「あっ…あっ、あ…っ、そっな…っ、やああ…っ!」
 丁寧に洗われているからこそ感じて、シャワーの愛撫にもくらくらしてイけてしまいそうになる。
 「じっとしてろよ、洗ってるだけだろ?」
 中でゆびを曲げて拡げ、薔は到底無理なことを彼女に強いた。
 気持ちがよすぎて、じっとしているなんてできるわけないのに。

 「ああんっっ!」
 唾液をたらりと垂らし、ナナは達する。
 彼のゆびをキュウキュウと吸い寄せながら腰をくねらせた。
 「こら、イくなって……」
 濡れたあたまにキスをすると、薔は深いところから体液を掻き出す。

 彼はきちんと制服で隠れる場所に、たくさんのキスマークを残してゆく。
 他の誰のものにもならないのに、彼だけのものである証を優しく強く打ち付ける。


 プチュッ…!

 「あっはっ…んっ!?」
 突然ゆびを抜かれたナナは腰が砕けて立っていられなくなり、彼に後ろから抱きしめられた。
 乳首は濃い色に勃起し続けて、嬌態は鏡に映し出される。

 「見えるか?まだ溢れてきてる……」
 股を拡げさせて、薔は視線を誘導した。
 潤んだ瞳を開けたナナは見てしまい、とたんに恥ずかしくなる。
 彼はわかっているからわざと辱しめている。

 「や…っ、あっ、やめ…っ、」
 ナナはとろとろになったソコに、彼の手の上から片手を当てて、隠そうとした。
 「……手、退けて?」
 虚しい抵抗は優しい囁きにより、はね除けられる。


 「っん…っ、あ…っ、」
 ナナは言われた通りに手を退けて、彼の美しいゆびの間を白濁が流れ落ちる様を見た。
 「な?綺麗だろ?」
 ゆびをさらに広げて、薔は鏡の中の彼女を見つめる。
 捕らえられたナナは頷く代わりに中をひくんっとうねらせて、とろりとした体液を脚に伝わせた。

 バスルームに、ふたりの息づかいが響く。
 生暖かいシャワーの音を、そっと、そして荒々しく掻き消すように。

 抱きあった躰は、いつまでも離れたくないという想いを重ねてもいる。
 ナナはこの後浴室で、綺麗に洗い流された秘部を舐め回されまたしても何度もイってしまったのだった。














  …――Being playful in being not a toy.

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