※※第304話:Make Love(&Sex aid).38







 「……堪んねぇな、おまえのアクメ顔……」
 視線で捕らえていた薔は最奥を幾度となく突き上げ、一息つく間も与えはしなかった。


 「あっあっあっあっあっあっんっあっ…っ、あっ…はっああっあっ、や…っ、あっ…やっん…っ、あっあっああっ…あっ…あっっあああああっっ!」
 こんなに激しくされてしまったら気持ちがよすぎてイヤで、ということは何もイヤではなくて善がるナナはまたしても絶頂を得る。
 ガクガクしていた脚を彼に絡めて、きつくしがみついた。



 ヴヴッッ…!ヴチュッ、ズプッ…ズプッ…!

 アナルバイブが、ピストンに合わせて抜き差しされる。



 「気づけよ、全部おまえのせいだって……」
 耳や首にキスをしていった薔は痕を残した肌へと吹き掛けて、息を乱した。
 彼の言う通りだった、なじられたように感じたナナはさらなる愉悦や恍惚や、目眩を覚える。
 奪われながら、囚われの身になっている、快楽は毒にも薬にもなりうる中毒性を孕んでいる。






 「あああああ――――――――――…っっ!」
 戦慄き、ナナは絶頂を得た。
 弓なりに反らした躰が抱きしめられる。
 「……っ!」
 ほぼ同時に、薔も射精をした。
 子宮目掛けて勢いよく、迸りを注ぎ入れた。


 「あっ…んっ、あ…っあっあっんっっ、」
 中に出される精液をうっとりと搾り取り、ナナはしきりに彼を吸い寄せた。

 「こら、ナナ……」
 吐息に乗せてたしなめた薔は両手で、彼女が着ている自分のシャツを掴んだ。

 「そんなにきつく締めて欲しがらなくても……今さら優しくなんかしねぇよ、」

 彼はお構いなしに、シャツを引き裂く。




 「や…っ!?あっ…あっああっんっはっ、ああ…っ!」
 強引なやり方に魅せられたナナは嬌声を上げ、絶頂を掴み、より淫靡に肌を露出させた。
 収まりきらなかった白濁は溢れだし、中では彼で攪拌されて泡立つ。

 おそらく、破いたということはもう着られないので、ナナはシャツをゲットすることができると思われる。
 もう自分がぐっしょりに濡らしてしまった彼のシャツだけれど。


 「ん…っんっ、んっふ…っ、」
 破かれた服を乱しているといきなりくちびるを奪われ、舌を絡められた。
 押さえつけた手首にゆびを食い込ませて、薔は激しく彼女を突き続けた。
 ナナもずっと、彼のために膣を収縮させて躰を淫していった。









 …――そして近々、ヒロインには“一日中弄られてしまうプレイ”が到来してくれることでしょう。

















  …――I'm getting wet with pleasure.

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