※※第301話:Make Love(&Sex aid).37
彼で攪拌され、泡立った淫水がたくさん溢れてくる。
「あっあっ…ああんっあっっ、あっあっんっあ…っあっ、」
挿れたまま抱き上げられたナナは彼に掴まって、自分から腰を動かしていた。
彼のうえに座って、とても恥ずかしい格好をさせられている。
何度でもオーガズムを得たせいで、もう何度イってしまったのかはまったく憶えていない。
ただただ、彼が気持ちよすぎて離れられない。
「次は深く嵌めたまま、腰回してみろよ……」
後ろから乳房を揉みしだき、薔はクリトリスに電マを当てていた。
ヴヴヴヴヴチュッ――…グチュッ…ズチュッ…
「はああっ…っあああ…あっ、あっあっあっあんっっ!」
開いて膨らんだクリトリスは玩具になじられ、彼の指示通りに動いたナナは絶頂を得る。
潮吹きもして、ベッドを越えた体液は床までびっしょりに湿らせていた。
「は……」
息を上げた薔は彼女の背中から腕へと、くちびるを滑らせてゆく。
「イってる間も腰振ってな?」
おまけにイキながら痙攣している彼女に休む間も与えず、激しく突き上げだした。
「あ…っ!?あああああっっ…あっあっあああっあんんっっ!」
彼に必死で掴まり、ナナは乳房をゆさゆさと揺らす。
ベッドはギシギシと大きく軋み、過激な腰づかいのなかで電マは下腹部やラビアを刺激した。
時には乳首を弾き、ローションみたいな体液でヌルヌルにさせる。
絶頂時でないときも彼女は細やかに潮吹きをして、シーツに艶々とした水溜まりを描き出していた。
深く挿れられる彼が再び、中でとても猛々しく脈動しているのがわかる、彼女を感じるほどにそれは増してくれるからナナも嬉しくて堪らない。
「ああああああぁぁっっ!」
いやらしく躰を反らし、彼女は絶頂を得た。
「…――――――っ…!」
掴んだ腕にゆびを食い込ませて、ふるえた薔もまた精液を放つ。
揺れた彼の黒髪が白い柔肌を滑り落ち、ふたりは肌を密着させた。
「はっあ…っあっ、んっ…あっあ…あっ、」
愛しい人と繋がった状態で、ナナはその頼もしさにしなだれかかる。
「おまえからも見えるだろ?溢れてきてんの……」
しばらくはゆっくりと最奥まで突き上げながら、薔は電マでとろっとろになったラビアを弄くった。
振動音に勝るほどの淫音が聞こえて、体液は垂れ、飛び散っているのはナナからもちゃんと見えてしまう。
「やあああああ…っんっ!」
羞恥に昂り、彼女が中を狭めるから彼はさらなる恥ずかしさで意地悪がしたくなる。
「媚びた声で煽んじゃねぇよ……」
薔は潤滑のよくなりすぎた玩具で躰を愛撫しながら、またしてもピストンを激しくした。
溢れ出してくる、次々と。
それでもまだまだ、ソコは彼でいっぱいになっている。
「ん……っ、」
ふたりはくちびるも重ねて、性器を合わせた。
絡ませた舌と舌が、艶かしく交わりディープキスも貪っていった。
…――I love you so much I want to bit.
[ 475/539 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]
戻る