※※第２３８話:Make Love(&Mischief).141

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　「ああうっ…っ、」
　秘部が気持ちよすぎて、ナナは躰を反らす。

　グチュッ…ズプッ、グチュッ…

　ゆびは抜き差しされだし、クリトリスは舐め回される。
　おまけに親指も一緒になって、クリを愛撫した。


　「あっ…あっあっあっはっ、んんっあ…っ、あっああんっっ、」
　ナナはひたすら嬌声を上げようにも、

　「聞こえてこねぇな……おまえは今、どこが感じてんのか……」

　容赦ない彼の導きに、そうもいかない。
　薔は中でゆびを回してGスポットを擦り、さらに1本を増やす。


　「あっ…あっあっ、そこ…っ、おまんこ…っ、気持ちい…っ、」
　自然と官能が言葉にさせたのか、ナナは恥ずかしく濡れゆく場所をきちんと口にしてから、

　「い…っ、あっっ！」

　達していた。



　「だからいっぱい潮噴いてんだな？」
　グチュグチュと音を聞かせながら素早くゆびを抜き差しして、潮を噴いてしまっていることを薔は思い知らせてくる。
　彼は下腹部へとキスをしながら、彼女にしっかりと潮吹きの音を届けた。

　「あっ…あんっ、あ…っ、」
　音の淫猥さにやられて頬を火照らせていたナナは、

　ツンッ――――…

　巧い具合に、彼の枕の角が乳首に当たって、興奮してしまう。

　「あっあっ…あっ、薔ぅ…っ、」
　枕をさらに引き寄せたナナは、愛おしい匂いも感じながら角で自ら乳首を突いて弄くった。


　「どうした？いきなりまた狭くなったぞ…」
　枕での快感も迫り来て彼女の中は収縮し、薔は狭まるヴァギナへ深くゆびを突っ込む。
　「っひ…っうっ、あ…っああっあっ、」
　ナナの腰は跳ねて、クリトリスは吸って放されると熱くなりすぎて痺れ上がった。
　彼女は夢中になって、彼の枕を使って乳首も弄くる。

　「あー…つうか、熱いな……もう無理だ…」
　ゆびを中で動かしながら、彼女の熱気にやられた薔は躰を起こし毛布を剥いだ。



　「あ…っ！」
　「……あ？」
　突然のことだったので、ナナは彼の枕を使って乳首を弄っているところを、ばっちり見られちゃいました。

　「ふーん…そういうことか、」
　そら妖しく見下ろした薔は、ゆびを抜いてゆく。
　「あ…っ、あ…のっ、らって…っ、」
　薔のだからいいじゃないですか…っ！という気持ちで、鼓動を速めるナナは彼を見上げた。

　薔はゆびについた蜜を色っぽく舐め取りながら、

　「枕に妬かせんじゃねぇよ…」

　彼女から自分の枕を奪い取り、ベッドの下へ放り投げた。

　「あ…っあっ、あ…っ、」
　勿体なくて枕のほうを見やりたくても、できない、ナナの視線は彼の指や舌に完全に奪われている。


　「勝手なことしやがったから、挿れたら罰だな？」
　ナイトウエアを脱ぎ捨てた薔は、乱れた髪のまま大胆不敵な視線と囁きを落とした。

　「思い切り激しくしてやる……」

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