※※第160話:Make Love(&Insert).90
リビングでヤっちゃいました後はそのまま、仲良くお風呂に入ってからふたりは眠りに就いたんだとさ。
――――――――…
次の日です!
いよいよ新学期まで、残すところあと4日となりました。
突然ですがこちらは、醐留権邸でございます!
「兄のノロケが日に日に、鬱陶しさを増してゆくのだが。」
午前中のさわやかな玉露のひとときかと思いきや、あまり爽やかではない面持ちで醐留権は言いました。
「いいじゃん、付き合いだしたばっかなんだし。」
と、高級なカステラをいただきながら、羚亜はなだめてみる。
「ただでさえこの上なく鬱陶しいところに、ノロケの鬱陶しさが増してゆくのだぞ?」
「まぁまぁ、要さんもカステラ食べなよ。」
そして甘味をお勧めしてみた。
しかし、カステラに手をつける前に、
「そうだ羚亜、気晴らしに皆で旅行にでも行こうではないか、進級祝いだ。」
醐留権は、スマートにスマートなほうの携帯電話を取り出したのである。
「え?愛羅さんも誘っていいの?」
「もちろんだとも。」
「やった!」
羚亜は、はしゃぎだし、
「暮中のとこは桜葉に、三咲を経由して誘ってもらおうか。」
醐留権はこけしちゃんへと、電話を掛けたのでした。
「うわぁ、要さん、その把握状況こけしさんに話せばきっと喜ぶよ!?」
「そうかい?」
……羚亜はわりとソッチ方面には鋭いでございますね。
と言いますことで、次回のお話は、
メインキャラだらけの旅行デート模様を、お届けしちゃいたいと思います!
…――Something may also happen next time!
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