※※第１５９話:Make Love(&Attachment).89

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　カチャ――――…

　「は…っあ、っ、」
　跪いて、ベルトを外す。

　ゆびを舐めた薔が、今度は壁へと寄りかかり、

　「別に急がなくてもいいんだけどな、」
　あたまを撫でると言葉を落とす。

　「そんなに俺の…舐めたかったのか？」







　「……っっ、」

　舐めたくないわけがない、頭上から的を射られたようでナナの躰は火照る。

　「外しながらそういう顔すっと…、もっとでかくなって手こずるぞ？」
　彼はそっと、頬まで撫でて。



　キュウウウンッ…

　ゆびで乱された中が、ずっと奥まで切なく疼き、

　「あ…っぁ、っ、すご…っ、」

　露にしてからさっそく、ナナは手で持って口に咥えちゃいました。

　グプッ…







　「大きく口開けて咥えたな？」
　見下ろす薔は、笑っている。

　「ん…っふ、ぅ…んっ、」

　グププーッ…

　ナナは吸いつくように、深く口へと含んでゆき、

　「……っ、いいぞ、ナナ…」

　彼は色っぽく躰をふるわしたのだった。








　グポッ…グポッ…

　「……っん、んく…っ、」

　夢中になって扱けば、硬さは舌から伝わり来て。

　「気持ちいいな…」
　彼が感じてくれることが、ナナにとっての快感にもなる。

　口に咥えている彼自身への愛おしさもどんどん増してゆく。



　「んぐ…っ、んぐっ…ん、」

　だから一心不乱に、しゃぶりついて、

　「いっぱい濡れてきた…おまえの口から出てくる度に、光ってんのがわかる、」
　あたまをよしよししながら、汗ばむ薔は息を乱し笑う。


　「んんんんっっ…」

　ジュルルル――ッ…

　ナナは口をゆっくりと動かし、つよく吸い上げて、

　「……っ、く…っ、」

　彼はくしゅっと、彼女の髪をゆびへと絡め。




　やがて、

　「たまには…顔にかけてみるか？」

　非常に脈打ち熱くなったところで、

　ぐいっ…

　「……あっ、」

　あたまを持たれたナナは強引に口を離されちゃったため、

　ビュッ――――…

　顔へと掛かった模様です。









　「あ…っああぁっっ…」
　勢いよく掛けられた白濁液に、ナナはたいそううっとりと感じてしまった。

　「巧い具合に掛かったな？可愛いよ、おまえ、」
　薔は不敵に笑うと、

　「立ちな？」
　「あ…っ、」

　いきなり彼女を抱き上げ、壁へと向いて立たせました。






　くぱあっ…

　「あ…んっ、」

　パンツがずり落とされ、臀部を押し上げたゆびが入り口を拡げる。

　ナナは壁へと掴まり、

　「嵌めて欲しそうにひくひくしてんな…」

　薔は後ろから、一気に挿入してきた。

　ズンッ――――…

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