※※第136話:Make Love(&Sex aid).6






 「腰は振ってろよ?俺のだけにしてやるからな、」
 「は…っ、あっ、」

 ズルーッ…

 「っん!あ…っ、あ、っ、」

 やがてローターは、抜かれていきました。

 …ッ…プンッ…






 ドロッドロに濡れたソレは後方へと追いやられ、

 トロォッ…

 混合し泡立った体液が、弾みで溢れだす。






 「ん…っ、あ、やらぁ…っ、」

 液は中に残されたいナナは、泣きながら手を伸ばそうとし、

 ぐいっ…

 その手を掴み、口元へ引き寄せた薔は、

 「大丈夫だよ、ナナ、」

 ちゅっ…

 やさしくくちづけ、艶美に微笑んだ。

 「何度でも、中に出してやるよ…」











 「んっ、ん…っ、」

 お願いしますと言わんばかりに、ナナは彼を見上げ更なる涙を溢れさし、

 ちゅっ…

 涙にもくちづけて、抱きしめ、あたまをよしよしすると、

 「ほんとおまえは、可愛く泣くよな、」

 耳もと甘く、薔は囁いたのでした。

 「好きだよ…、愛してる…」
















 ――――――――…

 すっかり日は沈んでから。


 “ふぁあ、”

 頃合いを見て夢から覚めた花子は、ゆっくりと起き上がりまして。


 尻尾をフリフリ、歩いてゆくと、

 “ご主人さまとナナちゃんっ、運動の後にもう一運動、よろしくお願いいたしますっ♪”

 お散歩の準備へと取りかかったんです。







 …ちなみふたりは只今、仲良くシャワータイムでございましたとさ!

















 ――――――――…


 薄明かりのなか、その女性は一枚の写真をただ、眺めていた。
 まつげは、ほのかに、頬へ影をつくる。





 「ごめんね…、お姉ちゃん…」

 そっ…と真依は、ふたりの男女が写ったその写真へ、指を重ねると、

 「ずっと…好きだった人を、あたしは憎み続けなきゃいけないんだ…」

 静かに、言葉を噛み締めた。















 …――――罪は、

       深く、根強く。

 どこまでも心を蝕む。

 例えそれが、はじめから、

 存在していなかったとしても。
















  …――Punishment is also the same.

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