※※第131話:Make Love(&Sex aid).5






 「ん…っふ、は…っ、」

 舌と舌とが絡まって、唾液を垂らして煌めかせ。


 グチッ、グチッ、グチャッ…

 「んんん…っ、ぁ…っは、」

 性器がぶつかりあって、液を飛び散らせる。



 クリクリッ…キュッ…

 「ん…っん、んぅ…っ、」

 キスの最中、乳首はずっと弄られつづけ、

 「舌まで痙攣させちまって、ほんと可愛いよ、おまえ…」
 「んっ、まら…っ、イっちゃ…っ、」

 艶かしく舌は顎へと伝うなか、ナナは泣きながら振り絞り。



 くしゅっ…

 後ろへまわした手で、乱れ髪をゆびでさらに乱すと、

 「イけよ、俺ももう…イく、」

 顎にくちびるで触れて、吐息混じりに薔は返した。







 「あっ、ああぁぁぁっっん!」

 ビクッ…!ビクンッ…!

 すぐに戦慄き、ナナは達し、

 「……っ、く…っ!」

 つよく抱いて、薔も彼女の中へと射精しました。

 ドクッッ――――…








 ギシッ…ギシッ…

 「はぁっ、はぁっ、」
 それでも動きは止まず、くちびるが離された顎から唾液が糸を引く。




 「…やっぱおまえの鳴き声は、最高だな、」
 「……っん、あ…っ、」

 吐息で触れるよう、薔は甘く囁くと、

 「いつまでも俺だけに聞かせろよ?その声も…、全部愛してる……」

 抱きしめながらナナの髪を、やさしく撫でたのだった。
















 ――――――――…

 「なに!?」
 夕食の最中、醐留権は面食らった。

 「ガチでゲイのお友達だと!?」







 ……要坊っちゃんのお口から、ゲイ…!

 ちゃっかり聞いてしまった使用人たちは、真っ赤で震撼する。





 「うん、こけしさん今日ね、三咲さんにそう言ってたよ?」
 一緒に食卓を囲む羚亜は、笑って返し、

 「どうやって手に入れればいいのだろうか、ガチでゲイのお友達は…」

 醐留権はますます、悩み始めた。





 ……要さんだったら、いけるんじゃないかな?

 とか思ってみたりした、羚亜は、

 「それにしても要さん、なんでいつも薔くんに頼って、俺にはあんまり頼らないの?」

 一つ屋根の下のこともあるため、尋ねてみた。




 「いや、羚亜はどことなく、抜けていると言うべきか、何と言うべきか、」
 「ひどっ!要さん、ひどっ!」

 …このやりとりですら、醐留権はじつに真剣な表情。





 そんでもって、

 「あ!そう言えば!」

 今思い出したかのように、羚亜は言ったのでした。

 「ガチでゲイのお友達よりほんとは欲しいものあるみたいだけど、恥ずかしくて言えないんだって、こけしさんは!」









 ……ほら、それを言うのだよ。

 ゾーラ先生は未だ真剣な表情で、そう思ってみたりした。












 ……さぁて、

 “ガチでゲイのお友達”(←今回多用したな)より恥ずかしいと言う、

 こけしちゃんが一番に欲しいものって、

 いったい何なのかな?












 ...Does a birthday go well?

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