※※第123話:Make Love(&Petting).64
「……っ、出る…っ、」
薔がそう零したとき、ナナはすべて飲み干そうと根元まで向かった。
ところが、途中で、
「…………っっ!」
出されちゃいました。
「……っん、ん…っ、」
喉まで流し込むよう、受け止めてから、
ゴクン…
なんとか嚥下。
「はぁっ、あ…っ、」
艶を帯びたくちびるで、カラダを起こしたナナは、
「自分で、挿れられるよな?」
やさしい笑みに引き寄せられた。
ヌププッ…
「あっ、ん…っ、おっき…」
ナナが上になって、咥え込んでゆく。
「ちゃんと挿ってんじゃねぇか、」
「でもっ、すごいぃ…っ、」
くっつきあって擦れて、だんだん深く繋がって。
くにゅっ…
「あ…っ、ダメぇ…っ、」
挿入の最中も、乳房は愛撫されたりして、
「ほら、もう少しだ、」
「ん…っ、んんっっ、」
ズプンッ――――…
無事、全部挿った!
「あっ、あ、あぁぁっっ…」
ナナはもう、達しそう。
クリクリッ…
「動く気はねぇのか?」
「ひゃ…っ、」
乳首をこね回し、薔はちょっとだけ中で動かす。
「うっ、動き…ますっ、」
ナナは上でゆさゆさと、前後に動き始めた。
「あ…っ、あんっ、あ…っっ、」
グチッ…グチッ…
動いているあいだじゅう、
キュッ…
胸は愛撫される。
「も…っ、らめぇ…っ、」
ナナは前へ屈むようにカラダを反らしてから、
「ああぁぁぁっっん!」
達する。
「ここがよかったのか?」
「らめっ、まら、イっちゃ…っ、」
そしてイジワルに突き上げられ、一息つく間もなく絶頂。
「あぁうん…っ!」
グッ、グッ…グチュッ…
それでも絶え間なく動いて、あたまに片手がまわされ引き寄せられ、
「はぁっ、はぁっ、」
躰を擦りつけながら、くちびるが触れあいそうで触れない距離で、伸ばした舌を時折絡める。
「もっと、回してみな、」
「ん…っ、あ…っ、」
顎を舐めながら指示され、ナナが言われた通りにすると、
「そ…っ、すげえイイよ…」
切なげに薔は、カラダを反らした。
ギッ…ギッ…
軋むソファは、淫靡を浮かべ。
「あ…っ、イくっ、イっちゃ…っ、」
激しくふるえたナナは泣きながら、彼の肩を掴んだ。
ぎゅっ…
強く抱き寄せると、
「なら、キスしながら、一緒にイくか?」
薔は彼女のあたまを、よしよしする。
「ん…っ、ん、」
「自分から舌伸ばすんだな、可愛いよ…」
くちゅっ…
すぐに舌を絡め、
「んんん…っ!」
「……っ!」
ふたりはほぼ、同時に達した。
ドプッッ…
「……っん、ふ…っ、」
子宮に向かい熱く、精液が注ぎ込まれる。
とろおっ…
濡れたくちびるを離してゆくと、唾液は卑猥に垂れ落ちて、
「愛してるよ、ナナ…」
「あっ、あぁっっ…」
甘く愛を囁いた薔は、汗が伝う肌へと何度もキスをしていった。
そして、この夜の最中、
物語は2月へと突入しました!
2月の初っぱなは土曜日ということで、
デートでもしちゃうのか?
は、次回をお待ちあれ!
…――It's surely a day of a prize on Saturday!
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