※※第120話:Make Love(&Jealousy).61
(はぁ…、気持ちよすぎた…)
抜いた後です。
未だ全裸のナナには、そっと毛布が掛けられております。
「なぁ、」
…………ドキッ!
ふと、隣より、声を掛けられまして、
「は、はいっ、」
寝返りを打って、ナナはすぐさまそちらを見た。
すると、未だ上半身ハダカの薔は、突然こんなことを問いかけてきたのである。
「おまえ、バイト中、アイツに何かされてねぇよな?」
と。
「はい……?」
何のことかわからず、ナナはキョトン。
「今日アイツ、すげえおまえんとこ見てたぞ?」
薔は濡れた髪を、片手でかき上げると、
「おまえ可愛すぎるからな…、こんなことなら途中会いに行きゃ良かったって、そればっか考えてたら指切っちまった、」
傷の消えたゆびさきを、見ながら告げた。
「あー、俺の頭ん中、おまえに埋め尽くされてんな…」
「―――――――――…!!」
「まぁ、こんだけ好きなら仕方ねぇか、」
ふるふるっ…(※ナナの萌えふるえ)
「ちょっともう、それわたしにも言わせてくださいよ――――――――――っ!ちなみにわたし、バイト中も薔のことしか考えてなかったですーっ!」
「おい、真っ裸で抱きつくな、押し倒されてぇのか?」
…………はっ!そう言えば!
「おまえがその気なら、2ラウンド目いくか、」
「うひゃあ!それはいっこうに、構いませんけど――――――――――っ!」
おーっ、ぉーっ…(※やっぱり!なエコー)
2ラウンド目の後は、今度こそ一緒にお風呂へ入って、あったかく寄り添って眠りに就いたんだとさ。
次の日です!
今日は大事なお知らせがあるため、いきなりホームルームから始めていっちゃいたいと思います!
「よお!みんな!おはよう!」
朝から吉川は、相変わらずテンションが高すぎた。
生徒のほとんどの皆さんは、
「おはようございま〜す。」
落ち着いてる。
そして、
「先生は今日はいっさい、あれには触れないからな!大事なお知らせがあるから!」
このセリフの時点で触れているようなものの吉川は、
「よかったな!みんな!2月は球技大会があるぞ!」
更なるハイテンションで、笑いながら言ったのでした。
「大丈夫!先生、バスケ部の顧問泣かせちゃったけど、いちおう許可は得てきたから!」
……これは、予想通りと、
言うしか、ない…?
…――It will be a ball game convention soon!
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