※※第108話:Happy Birthday(&Christmas Eve!).2






 「なりたい…です…」

 息を荒げて、ナナは振り絞り、

 「なら、何て言うのか、ちゃんと覚えてるよな?」

 耳もとで、例のアレを薔は呼び覚ましたのだ。




 ……かぁぁぁあっ

 ナナは真っ赤っかになって、

 「い、言わなきゃダメですか…?」

 と、聞き返していた。



 「言わせてぇんだよ、」
 くちびるにゆびを当て、薔はいやらしく誘います。





 「イジワルぅ…っ、」
 「言わねぇなら、素股にしとくか?」
 恥じらいまくっておりますが、容赦ないこの焦らしに、

 「み、耳もとで言います…」
 「それでいいぞ?」

 ぎゅうっ…

 としがみついて、小さくナナはおねだりしたのだった。


 「えっと…、わたしのいやらしいここに、おちんちん、挿れてください…」










 ……もうナナさん、それ誕生日プレゼントでええやーん!!










 「ちっせえ声だったな、次はもう少しでけえ声で言えよ?」
 「んえぇ…っ?」

 とまあこんな風に、ナナはかなりの羞恥にやっぱりヒクヒクしちゃってまして、

 「ん…、でもよく出来た、くれてやる…」

 よしよしされた彼女は、

 グイ――――…

 上に乗っけられていた。



 「まずはおまえが上になれ。」

 そして騎乗位での、挿入となっちゃう模様です!










 ヌルッ…

 「あ…っ、挿…っちゃ、」

 ゆっくりナナは、腰を落としていた。



 キュッ…

 挿入の最中にも、薔はナナの乳首を摘まんで擦ったりしてまして、

 「おい、先っぽはまだ締めんな、」
 「だって…っ、あっ、…あん、」

 ヌプン――――…

 ついに、根元まで挿りました。





 「あん…っ!すごい…っ、」
 「どんな風にすげえんだ?」

 上になって、挿った瞬間にもちょっとイけたナナはビクビクッと感じ過ぎて、

 「ん…っ、おっき…、も、ダメ…」
 「ダメ、つっても、これから動くんだよ、」

 ズッ…ズッ…

 動きだされる。



 「あ…ぁっ、そんなにっ、したら…っ、」
 「じゃあどんなんにされてぇんだ?」

 ズブッ…ヌプッ…

 「わかんな…っ、あ…っ、」
 「だったら素直に腰振れ、好きなようにして欲しかったんだろ?」



 パチュッ…

 既に奥まで突かれて、頭の中は真っ白状態なんです。















 「はぁっ、はぁっ、」

 グチッ…ヌチュッ…

 擦れるクリトリスもびしょ濡れで、

 クリクリッ…

 ナナは突き上げられながら、赤く起った乳首をこね回されていた。


 「腰、回してみろ。」
 「ん…っ、ん…」

 そのなかで、締めながら回しますと、

 キュ…

 「……っあ、すげえイイ…」

 乳房にゆびを食い込ませ、薔も切なげに感じたようでして。




 「ふっ…あ、らめ、イっちゃう…っ、」
 ナナはもうすでに、限界寸前だった。


 「イくならイっていいぞ、」
 すると、薔はちょっとつよく突き上げて、

 「やあ…っ、一緒にイきたいぃ…っ、」

 ナナは泣きながら、彼にすり寄った。




 「……っ、」

 その濡れた肩を、抱いて、

 「あぁ、安心してイけよ…、俺も今ので、一気にきた…」

 薔はフッと、笑って。




 「あっ、あ…っ、あ、あっ、」

 ゆさゆさと振りつづける腰にも、限界がきちゃって、

 「あああぁぁっっん!」
 「く…っ!」

 ふたりほぼ同時に、絶頂を迎えた。





 ドプッッ…

 中に出されながら、

 「ん…っ、ぁ…む、んっ、」

 舌を絡めて唾液を垂らして。




 このあと体位を変えたりして、朝までセックスに溺れていた。

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