A train window


信じてたの
あなたのことだけを

信じるのは
重荷になるかしら?

裏切られ
傷ついて
それでも愛は変わらず
ここにあったよ

あなたがいて
わたしがいて
普通にあった日々は
もう戻りはしない

あなたがいた
わたしがいた
思い出せば切なく
こだまする思い出


不確かでも
確かめ合っていた

不幸なほど
幸せを感じた

裏切られ
傷ついて
それでもあなたのそばに
いつもいたかった

あなたがいて
わたしがいて
何気なく過ぎ去った
日々は車窓のごとく

あなたがいた
わたしがいた
泣きたいほど鮮明な
あたたかい思い出


夜になり
また朝がくるまで
あなたを想いながら
眠りに就きたいの

朝になり
また夜がくるまで
あなたを想いながら
歩き続けたいの


今あなたの
となりにいる人は

わたしよりも
愛してくれますか?

裏切られ
傷ついて
それでもあなただけは
幸せでいてほしい

あなたがいて
わたしがいて
じゃれ合った指先は
いつか嘘になるの

あなたがいた
わたしがいた
まるで宝物のよう
輝かしい思い出


夜になり
また朝がくるまで
あなたを想いながら
眠りに就きたいの

朝になり
また夜がくるまで
あなたを想いながら
歩き続けたいの


想いが灰になり
心が灰になり
舞い上がる空は
とても悲しみの碧さで

想いが灰になり
心が灰になり
舞い上がる空は
とても切なく晴れ渡る

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