Shine


光だけを目指したキミには
この影の私が見えるはずもない


心以上に 儚げなものが
この世にあるのでしょうか
優しさ以上に 胸を貫く
ものがこの世にあるのでしょうか

光のように輝くキミには
この影の私が映るはずもない


何度泣いたら 張り裂けた想いが
浮かばれ消えてゆくのでしょうか
何度呼んだら 声ではない声が
包まれ届きゆくのでしょうか

光だけを目指したキミには
この影の私が見えるはずもない

時間を止めて 出会いから 全てを消せたなら
触れた指が 愛しさが 全てが嘘になったなら
いっそのこと ふたりがいなかったなら…
悲しいけれど それでいい


光のように輝くキミには
この影の私は もう 遠すぎて

失わずに 離れずに 全てがあったなら
それはきっと 痛いだろう キミさえも傷つけて
今はこれが 出来る限りのことだとしても

時間を止めて 出会いから 全てを消せたなら
触れた指が 愛しさが 全てが嘘になったなら
いっそのこと ふたりがいなかったなら…
やるせないほど 救われる


切なさを 届けよう
消えゆく私の代わりに

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