※第65話:Love!(+Oath).43
そして、いよいよやってまいりましたは、
体育祭、前日!
『あ〜、我が校の生徒の皆々さま〜、明日は体育祭だね〜、校長先生だよ〜。』
開催式は前日に開かれるため、グラウンドの朝礼台に乗り、校長がマイクに向かって呑気な声で喋っていた。
前日からジャージで気合いを入れる細宮校長は、朝礼台の上で更なる台に乗っていた。
『いよいよだね〜、皆さん〜、明日はちゃんと、自分のクラスを応援しないとダメだよ〜?このぶんでいくとね〜、応援の面では圧倒的に一位のクラスが出てきちゃうから〜。』
………………え?
ほとんどの皆さんが一瞬、キョトンとすると、
『あ、大丈夫〜、校長先生が皆さんのぶんも、熱き声援を送っとくからね〜。』
ほっぺたがさくら色の校長は、こうつづけちゃった。
…ふざけんなよ!?
このハゲ校長!(by.代表しまして、親衛隊の皆さん)
「校長め、抜け駆けとか許さないんだから!こうなったら何としてでも、薔さまを応援するわよ!」
「オ――――――――――ッ!」
…いや、抜け駆けも何も君たち、薔には彼女いるから。
どうやら校長は、逆に色んな魂に火をつけちゃったみたいなんだが、
『ではこれから〜、選手宣誓を始めます〜。』
呑気にそう言って、朝礼台上の台の上で短い右手を上げると、
『宣誓〜、』
と始めた。
…選手宣誓って、校長がするのかよ!
こころでツッコむ、ほとんどの皆さん。
そして、語尾が伸ばされるため、けっこう長い選手宣誓が終え、
『じゃあ〜、皆さん〜、明日の体育祭は、張り切ってフェアプレーでいきましょう〜。』
とうとう、(まだ前日だけど)体育祭が幕を開けました!
『くれぐれも皆さん〜、ドーピングとかしないように〜。』
…そういうの、付け足さなくていいよ!(by.ほとんどの学校メンバー)
さて、体育祭では、
どのようなハプニングが待ち受けているのか!?
…――Wait for next time!
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