※※第64話:Make Love(+Date!).18







 そんでもって、一週間は巡ります、

 月曜日です!




 「薔さまぁ―――――――――――っ!」

 一週間ぶりに登校してきた薔へと、歓喜と感動に満ちた声が掛けられまくった。


 「オマエらな、次からは俺に何があっても、こいつに見舞い託すんじゃねえぞ?」
 「かしこまりましたぁ!」

 本当にかしこまっている、皆さんの前、

 「まぁ、なんだかんだで、ありがとな。」

 薔は微笑みましたので、


 どてっ


 皆さんは悶え死にを、垣間見た。



 「オマエらこそ、具合悪りぃなら無理すんなよ。」

 違いますよ、具合が悪いんではないと思われますよ。







 「ナナちゃぁん、良かったねぇぇ。」
 「こけしちゃーん!色々ありがとう!」
 こけしちゃんとナナは、朝からハグでご挨拶だった。







 キーンコーン――――――…

 ガラッ

 「よお、みんな、久しぶり!」

 この日、一週間ぶりに登校してきたメンバーの中に一応、吉川もおった。




 「先生がいなくて、泣いてくれた子はいるかな?いないかな?いないと先生が泣いちゃうぞ!」
 吉川のテンションは、少しも下がっていなかった。



 「よし!いないかもしれないし、もうこの話題はやめとこう!」
 こけしちゃんはげんなりし、ふたりっきりの世界にいるふたりはふたりっきりであるのだが、

 「みんな!いよいよ、体育祭がやってくるぞ!」

 吉川は明るい声を張り上げた。


 おおお〜!(※数名除いてください)









 種目や日時やなんかが書かれたプリントが、配られた模様です。

 「みんなよく聞けよ?リレーはな、代表選手で、学年ごとの対抗戦なんだ!」
 そして、更なる明るさで病み上がりの吉川は、

 「先生はな、この学年のデータしか見れなかったんだがな、」

 大声を張り上げたのでした。



 「良かったな!このクラスには、学年一、足の速い生徒がいるぞ!」













 それは、予想通りなのか?
 予想覆されたパターンなのか?



 とにもかくにも、あまり予想はせずに、

 次回をお待ちあれ!










  …――It's surely as expected!!

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