※※第62話:Make Love!(+Cinema).16
セックスしちゃいました後は、一緒にお風呂に入りまして、花子も揃っての夕食と相成ったのですな。
「やはり薔の作るご飯が、いっちばん美味しいですね!」
「おまえはほんと、美味そうに食うよな。」
ナナさんが美味しいご飯を、薔に作ってあげる日はいつになることやら。
――――――――――…
時刻は、0時をまわろうとしている。
「…………………、」
まだ眠れずにいた薔は、ふと、からだを起こし、隣で眠っているナナを愛おしそうに見つめた。
「…頬、影がなくなったな……」
膨らみを取り戻している、その頬にゆびの背をそっと這わせ。
「なぁ、」
薔は静かに、囁いたのでした。
「そばにいねえと、やっぱ、だめだな……」
ちゅ
そしてやさしくくちびるに、キスを落とすと、
「おやすみ、」
ナナのあたまを撫でてから、薔も眠りに就いたのでした。
そして、月曜日です!
「なにしてんだ?行くぞ、」
「はいっ!」
「ワン!」
手を繋ぎ登校していったナナと薔を、花子が見送るというのほほん風景、か。
こうして一週間はまたしても、始まっちゃうわけなんですが。
そろそろ、あれですよ、二学期の始業式で細宮校長も言ってたんですけど、
体育祭、つうものが、待ち受けているご様子ですよ!
…――I'm with you forever.
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