The madly wet Яose.
視姦からセックスへと及んじゃいまして、ふたりしてシャワーを浴びてからは、花子も揃ってのディナータイムと相成ったんです。
「だんだん、おまえが飯食ってる表情すら、ドエロく見えてきたな、」
「えええ!?」
花子は美味しくご飯を戴きながら、“あぁ、癒やされるわ、”と思っていたんだか、いないんだか。
――――――――…
楽しい夕食の後片付けを、実に慎重に進めておりましたナナは、
ぎゅっ…
突然、後ろから抱きしめられた。
ドキッ!
としたあまり、手は止まっていた。
そして、
「ナナ、」
肩へと顔をうずめ、薔は言葉を囁いた。
「愛してるよ…、どこにも、行くんじゃねぇぞ。」
「わたしも薔を、愛してます、ほんと…、どこにも、行きません…行けませんて、」
「ん…、そうだな、」
…――――こころは、お見通しか、
甘くすべてに絡みつくは、
あなたの愛の鎖。
愛してる、と言葉にすれば、
痛みは溢れ出し、
それもまた、狂おしいほどに愛おしく。
逃げられないことを、
知り尽くす、ふたりのなか、
…――――――愛は眠らない。
…――So that I break,
...Hold.
[ 32/222 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
戻る