収穫は卑怯と狡猾で







 目の前にきた動画で自分は、たっぷりと蜜を掻き出されている。
 今はソコに大好きなモノをぶち込まれている。

 「あっあっああっあっあ…っ、んっあっ、あっあっ…あっ、」
 キュウウッと交接器を狭めたナナは愉悦にも突き上げられ、絶頂を得た。

 「あああっっ!」
 揺れ動く乳房は揉みしだかれ乳首を口で弄くられる、吸ったり放されたり、くちびるに挟んで扱かれたり。
 「すげえコリコリしてんな、おまえの胸エロい……」
 時には甘噛みをされて、刺激は容赦なかった。
 彼は腰づかいを過激にさせてゆく。

 「あっあっ…あっ、ああんっっ!」
 また絶頂を得たナナは動画に映っている大量の潮吹きを、見てしまった。
 ほんとうにびちゃびちゃで、今はおっぱいもアソコもいやらしすぎておかしくなりそうになる。

 ズプッ…!ズプッッ!

 「あ…っ、イく…っ、イっちゃっ…っ、」
 イったばかりなのにまたイけてしまいそうで、ナナは彼にしがみついた。
 いくらでもオーガズムを掴めそうで、腰が猥りがわしくガタガタいっている。

 「イけよ、何度でも……」
 囁いた薔は動画の再生が止まっていたこともあり、彼女の視界を奪うとディープにくちづけた。
 「んっ…んっ、んんうっっ!んっはっんん…っ、」
 さっそく濃密に舌を絡められ、ナナは甘ったるい声を漏らしながら絶頂を得る。
 ピストンはますます激しくなり、体液が飛び散った。

 テーブルが絶え間なく軋む。



 腰づかいに合わせて、舌づかいも激しくなる。
 奏でるリップ音が高くなり、嬌艶になる。

 「んんんううっんっ…っ!」
 舌を吸われながらナナは苛烈なアクメとなり、エプロンは乱れきっていた。
 膣で彼の鼓動は加速する。
 その脈動にすっかり支配されてしまったような感覚も襲いくる。

 「……ん…っ、」
 きゅっと彼女の背中にゆびを食い込ませた薔は、躰をふるわせた。
 彼も我慢がならなくなっていた。



 「んん――――――――…っ!」
 きつくしがみついたナナはまたしても絶頂を得て、ぴゅくっと潮吹きもした。
 「……っ!」
 ほぼ同時に薔も射精をした。
 彼は勢いよく、欲しがりな子宮目掛けて注ぎ入れた。

 愛おしい精子に充たされ、受精してしまっても構わないくらいだった。
 収まりきらず溢れてくるのが惜しくもあるし、淫猥でもある。




 「もっと欲しいだろ?」
 そっとくちびるを放し、薔は囁きかけた。
 あたたかい愛撫にナナはぞくぞくしてしまい、素直に頷く。
 素直に頷くことしかできない。

 「いい子だ……」
 優しく微笑みあたまをよしよしした薔は一気に捩じ込み、再度深くキスをした。
 「んっはっ…っんっ、んん…っ、」
 快楽はまるで何かの祝福のように降り注ぎ、ナナは彼に溺れていった。














  …――Happy Birthday!

  and Happy Halloween for you!

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