濡れて震えて


 「あ」
 何か、変な感じ。
 「どうしたの?」
 彼が心配そうに聞いてくる。
 「生理、きちゃったかも…」

 あたしは今、彼の家でテスト勉強をしていた。彼は頭がいい。けどあたしは、まるでダメ。
 今日はあやしいと思ってたけど、ついにきちゃったかぁ。
 あたしがナプキンをバッグの中から探していると、
 「見せて」
 と彼が言ってきた。
 バッグの中を、ということかと思っていると、
 「違う。生理きたか、見せて」
 と言われてしまった。
 「えぇ!?」
 あたしは仰天する。
 「いや、見せられるようなモノじゃないから…」
 あたふたしていると、押し倒された。
 「いいから」
 彼がスカートをまくり上げて、パンツを脱がしてくる。
 「やっ…………」
 股を広げられた。
 「きてないよ?」
 「へっ………?」
 どうやら生理はまだのようで、
 「すごい綺麗だよ」
 彼が言った。
 気づくとあたしは、かなりえっちな格好をさせられている。
 「ねぇ……………」
 彼が微笑んだ。
 「濡れてるんだけど」
 「えっ………?」
 そう、あたし、かなり感じちゃってる。
 「可愛いね」
 彼は面白そうに言うと、あたしの秘部にカオをうずめた。
 ピチャ――――…
 いきなり舐められる。
 「ひゃっ…………!」
 思わず声を上げた。くすぐったい………、
 ピチャピチャ―――…
 音を立てて舐めたあと、彼は指を挿入した。
 「ああっ…………!」
 グチュグチュ
 激しくかき回し、指を抜き差しする。指がまるで、バイブのようで―――、
 「すごい熱いね………」
 彼は指を増やしてゆく。
 「ぃゃ……、いやっ…………」
 痛いけど、キモチイイほどの強引さ。
 「あっ…………あ、あっ、ぁぁ………」
 あたしは次第に、甘い声を漏らすようになった。
 「あ……ん………あんっ…………」
 何だか、頭がおかしくなりそう。
 「イイ声だね、構ってほしい?」
 彼はそう聞くと、濡れた手でシャツのボタンを外していった。
 すっかり外してしまうと、ブラを押し上げる。
 「あぅ……………」
 ぷるんとした胸がこぼれ出た。
 「あっ………ゃ………ああっ………」
 ヌルヌルした手で胸を揉まれて、あたしはビクビクと震える。
 「乳首立ってるね」
 乳首を摘まれた。
 「あんっ…………」
 彼は指の間からのぞく乳首を、チロチロと舌先で舐める。
 「はっ………あ、ぃゃ………」
 本当は嫌じゃない。もっと激しくしてほしいの。
 その気持ちを悟ったのか、彼は乳首を舐めながら、再び指を動かし始めた。
 「あぁっ………!あっ、あっ、あっ、ダメぇ…………」
 あたしはカラダを反らし、喘ぐ。
 「もうイイかな」
 トロトロになった頃、彼はチャックを下ろし、勃起したアソコをあたしに挿入した。
 ズププ――――…
 「あああっ…………!」
 慣れていた膣は、すっかり彼を咥えてしまう。
 そして、腰が振られた。
 「あぁっ………あん、あっ、あぁんっ………」
 激しいピストン運動に、甘ったるい声が漏れる。
 「やらしい声………」
 汗ばむ彼が、嬉しそうに囁いた。
 「だっ……てぇ……そんなにっ、ん……したら………ああっ!」
 深い部分を突かれて、掠れた声が出る。
 「もっとイクよ………」
 グッ―――――…
 ちからを込めてきた。
 「んああっ………!ああっ………、あぁ!」
 押し上げるような快感。やっぱり、彼の腰使い、最高…………。
 「っああ………!イクっ…………イッちゃうぅ…………!」
 もはや涙目のあたしは、これが限界。
 「先にイッたら、おしおき」
 彼に言われたけど、我慢なんてできない。それに、おしおきされたいかも。
 「ああああぁんっ………!」
 ビクン―――――…
 あたしは達した。
 まだ出してない彼は、更にあたしを攻め立てる。
 「出すまで、イッて?」
 そのコトバ通り、あたしは何度もイかされた。

 その後は、彼のおしおき。
 指バイブで濡らされる。
 えっちのあとなら、テスト勉強も頑張れるかも。
 なぁんて思いながら、淫らな行為に耽っていった。




   be absorbed……

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