不埒な嘘


 「あん………………」
 狭い部屋で、女が喘いでいる。
 今日知り合った女だ。名前なんて知らない。
 脚を開かれた女のカラダを、俺は弄んでいた。
 「ゃ…………あっ、ぁぁ……………」
 いやらしく濡れた秘部から、蜜を滴らせている。
 「ああっ!ダ、メっ…………そんなにっ…………あああっ……………!」
 女の声が淫乱で、俺はエスカレートしていった。部屋には、ピチャピチャと濡れた音が響く。
 「ぁうっ…………!」
 舌を奥まで挿入したため、女が仰け反った。
 「ダメ……………ダメっ…………イッちゃう……………」
 震えた声で女が零す。
 イキそうなんだ――――。
 俺はまだ女で遊びたくて、舌を抜いた。
 「ひゃあっ…………!」
 イキナリ抜いたせいか、惨めな声を出す。
 「まだ、イくなよ」
 俺は笑ってみせる。
 「イジワル…………」
 涙目の女が、拗ねたように言った。
 「上手にできたら、イかせてやるよ」
 俺は腰を突き出した。
 「うぅ……………」
 女は泣きながら、チャックを下ろす。すると勃起した俺のペニスが露わになった。
 それにしゃぶりつく女。
 「そうだ……………」
 女は勢いよく、吸い上げてくる。
 「お前、上手いな…………」
 俺は女の頭を撫でた。
 女は濡れた目を瞑り、ジュルジュルと音を立てる。
 すげぇ、やらしい。
 俺は興奮状態で、吐精したくなるのを堪えた。
 「もう、離せよ…………」
 俺は命ずるが、女は口を離そうしない。
 「離せよ、出るって」
 女は、出してくれと言わんばかりに、夢中で喰らいついている。
 「あ、出る…………」
 ビュッ―――――…
 俺は、女のカオに放った。
 舌を出して、荒く息をする女が、俺の本能を呼び起こす。
 「次はイかせてやるよ」
 俺はそう言うと、女にのしかかっていった。
 「あっ……………」
 女がか細い声を上げる。
 俺は女の豊かな胸を鷲掴みにすると、乱暴に揉みしだいた。
 「あっ………あ、あぁん……………」
 不埒な息遣いで、女が喘ぐ。
 「んっ……………そんなっ…………」
 悶える女を更に悦ばせたくて、乳首にちゅくりと吸い付いた。
 「はっ、んんっ……!イイっ……………」
 女がびくりと震える。
 口のなかで乳首を転がしたり、激しく吸い付いたりした。
 「あんっ…………あ、あっ……ああぁ…………」
 甘ったるい声がいやらしくて、俺は痛いほど吸着した。
 「ゃあっ…………ソコばっか、ダメっ…………」
 女が湿った声を上げる。
 「乳首だけでイけよ」
 俺は冷たく言うと、クリクリと乳首をこね回した。
 「ダメっ…………そんなぁ、感じちゃう……………」
 指を咥える女。
 「ココ、硬いな…………」
 乳首を指で摘むと、グイグイと引っ張った。
 「あっ、あっ、あ、あぁっ…!イッちゃうっ…………!ゃあぁっ…………!!」
 女が惨めに喘ぐ。
 俺は指で推したりしながら、乳首を弄り続けた。
 「っも…………ダメ…………はっ…………んっ、ん…んんっ!」
 女がビクンと波打った。
 「あああああっ……………!」
 イくときの声、エロいんだな。
 好きかも。


 でも、もうバイバイ。

 ぐったりとする女を残して、俺は部屋を出た。
 帰ったら、思いきり冷たくしてもうさよなら。
 それが俺の、やり方だから。

 ショウウィンドウに映る俺は、本当は誰なのか?
 わからない。
 今日も俺は、偽りの愛を求めている。




   Bye Bye…………

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