純愛インモラル


 今わたしは、シャワーを浴びている。
 部屋には、年下の彼が待っている。


 「おかえり、」
 微笑む彼は16歳。わたしは21歳。
 彼が可愛すぎて、わたし、我慢できなかったの。
 「ねぇ、キスして。」
 ハダカで毛布にくるまる彼が、潤んだ瞳でおねだりしてくる。
 「ん……………」
 チュ――――…
 そっと唇を当てると、頬に細い指が触れた。
 そのまま、舌まで入れてみる。
 「……っん…………」
 彼がか細い声を上げた。
 戯れ合うように、キスを交わすベッドのうえ。
 「ふっ…………あ…………くすぐったい………」
 クスクスと彼が笑う。
 「ぁ……………」
 ベッドにもつれるように倒れ込むと、白く美しい肌が露わになった。
 しばらく見つめ合ったあと、彼の胸元にキスをする。
 「あ…………ん…………」
 少し震えると、彼は小鳥のような声を上げた。
 「ねぇっ…………もっと……………舐めて……………」
 吐息混じりに彼が言う。
 「うん…………」
 わたしは舌を伸ばして、乳首を舐めた。
 「あっ…………ん…………ぁ…………」
 色っぽい声で、彼が喘ぐ。
 「んっ…………ソコ…………ぁあっ…………」
 わたしは興奮してしまい、舌先で乳首を押し上げた。
 「あんっ…………だ、め…………ゃっ…………あ……………」
 彼は悶え、脚を動かす。
 唇を離し彼を見ると、髪を咥えていやらしいカオ。
 「可愛い……………」
 わたしは思わずそう囁くと、カラダを押し付けた。
 きつく抱き合うと、耳に彼の吐息が触れる。
 「はっ…………ぁ…………」
 彼がわたしの背中に爪を立てた。感じているのか、硬いモノが当たる。
 「ああっ…………!ゃだ…………んっ、あ…………」
 ゴロリと転がり、彼がわたしのうえになった。
 「ねぇ…………挿れていい…………?もぅ………ガマンできない……………」
 泣きそうなカオで、彼が言った。その声は、甘く切なく。
 「いいよ…………挿れて……………」
 わたしは優しく微笑んだ。
 「ん………………」
 まだ慣れていなかったため、彼がベッドサイドの温感ローションを手に取る。そしてわたしのヴァギナに、たっぷりと塗りたくった。
 「ごめんね…………」
 彼は何故か謝ると、わたしにアソコを突き立てた。
 ズプ―――――…
 「あああっ…………!」
 押し上げられ、わたしは叫ぶ。
 「んっ…………んっ……………」
 彼が一所懸命に、腰を振る。ローションを塗ったので、スムーズなピストン運動になった。
 「痛い……………?」
 汗ばんだ彼が問いかける。
 「んっ…………大丈夫…………あっ……………」
 わたしは腰を動かしながら答えた。
 「良かった……………」
 安心したのか、彼は更に激しく腰を振る。
 「あぁっ……………!もっと……………」
 わたしは彼の腕を掴んだ。
 「はぁっ…………はぁっ……………」
 カオを上げ、彼が荒い息をする。
 「あっ……………!だめっ……………!」
 わたしはイキそうになった。
 「まっ…て……………僕も、イキそう……………」
 どうやら、お互いイク寸前らしい。
 「中に、出してね……………」
 わたしが言うと、彼は激しく震えた。
 「んっ……………!やっ…………あっ…ああああっ…………!」
 ジュボ―――――…
 熱いモノが流れ込む。
 「ああっ…………!あっ、あ…………あああんっ……………!」
 ビクンと波打ち、わたしも達した。
 最高に、キモチイイ。

 カラダを離すと、濡れた秘部から蜜が滴る。
 「愛してる…………」
 見つめ合うと、わたしたちは抱き合った。
 「ん…………嬉しい……………」
 彼がわたしにしがみつく。
 ドクドクと脈打つカラダが、自分のモノではないみたいで。


 そのまま微睡む夢の中でも、ふたりは共にいられるかしら?
 現実では、離れ離れになるというのに。
 いっそ淫らな悪夢なら、どこまでも堕ちてしまおうか。
 ふと、想う。
 それでも構わないと。
 これが背徳と言われるのなら、愛なんて残酷なものね。
 心から愛しても、夢ですら結ばれないふたりなら――――――。




   Immorality………

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