Ｆ･Ｂ･ＤⅩ

《人物＆あらすじ紹介》

　《あらすじ紹介》

　Ⅰにて恋人同士となったナナと薔は、絶好調も絶好調で時にシリアスも挟みつつラブラブエロエロな同棲生活を送っております。
　花子もお隣さんのわんこの豆と、大の仲良しである、むしろ豆は花子が大好きである。
　こけしちゃんと醐留権も、彼氏が多忙のなかでも交際は順調で教師と生徒で恋人同士なのに学校でエッチをしてしまったり、羚亜と愛羅のバカップルぶりも彼女が主導権を握りまくることで日々健在です。
　ハリーと葛篭先生もめでたく夫婦となり、子宝も授かりました。
　愛の巣のお隣さんこと屡薇も真剣に、プロポーズを考えている模様です。

　Ⅸ終盤では醐留権父である必汰が持ち帰ったファッションショーの話がきっかけとなり、夕月の帰国にまで発展。
　夕月と美咲の対面は叶うのか。
　美咲に執着する男、京矢の真の目的とは？

　…――――夕月のもとへ不可解なメールを送った男は言った。

　｢あの事故があった11年前にも、死んだと思われていた世新竜紀は生きていたのです｣と。

　竜紀は、ヴァンパイアだった、しかも男をヴァンパイアにさせたのはナナであり、ナナはその事実を憶えていない。
　竜紀はナナをこの世から抹消することのできる唯一の存在として、再び薔の脅威となった。

　そして、11年前のあの事故があった日、4歳の薔を死の淵から救い出したのは、泳げないはずのナナだった。

　夕月の亡き妻であるはずの美咲は、とある厄介なヴァンパイアに捕らわれていた。
　美咲は夕月に出会ったときすでに、ヴァンパイアになっていた。
　ナナの名前と、美咲の名前が似ているのはただの偶然とも考えにくくなってきた。
　そんな妻を懸命に探している夕月は、正真正銘、F･B･Dの持ち主だった。
　おまけに夕月は、まだ薔が生まれる前から、薔の両親と密接な交遊関係を築いていたのだった。

　11年前の真実とは？
　物語はもしかしたら、悲しい破滅へと向かっているのかもしれない。

　不気味に笑う竜紀が握る｢とっておきの秘密｣は、じわじわと物語の歯車を狂わせ、薔を追い詰めてゆく――――――…

　では、よろしければ、本編をどうぞ☆

　The tale read to you!!

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