日々、花世。



日々、花のような世。
戦は祭りとつわものたちが集う。
そんな感じの大乱闘な世界観。

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禍、それは源。
幸、それは巡り。


世は、ひとつの魂からなりたつ。この名を、「魂元」(こんげん)といい、
その魂から幸/祝(イワイ)と禍(マガツ)の二つが生まれる。

イワイとマガツ、これらを「元神」(もとがみ)という。

イワイは"昇華"の力、
マガツは"修羅"の力をもった。


修羅、昇華。
そこに、魂あり。


イワイとマガツはひとびとの魂の元であり、
すべての魂は"修羅"と"昇華"、ふたつの力により成り立つ。

修羅は力のみなもと。無限に繰り返される。争いあい、交わりつづける。
昇華は世のつながり。終わりと始まりを作る。いずれ昇り、華とする。

そして、すべての魂には「命」(めい)がある。
それは魂が果たすべき、元神に与えられた使命。

命を果たすことで、魂を保つ。
命を果たさねば、魂を保つことはできず、
そのものは「修羅化け」や「花世離れ」になり果てる。


世は、花世。
過ぎたるは、修羅世。


ふたつの元神から生まれた魂の命は様々だが、
できてまもない世では、その多くが戦であった。

その世を、修羅世という。
"修羅世"が過ぎ、平穏が訪れた今の世を、"花世"という。

修羅世の戦で生まれたものが、花世に伝わる「技」たち。

戦を命に持つ、元神の力を色濃く受け継いだ魂を持つものたちが、
「技」を使い、その命を果たすために戦をする。


響かせ、魂。
輝や、命。


他の者と魂を共にし、力を合わせることを「響かせ」(ひびかせ)という。
響かせにより、魂を昂らせた、真の姿のことを「輝や」(かがや)と呼ぶ。

これは戦に限らず、
自身らの「命」を果たすための行いのことである。



ひび、はなよ。
日々、花世。
ひびかせ。
響かせ。
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