天使標本:イ=ウル
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参考画像 ※準備中
・両性具有体(外見年齢不明)
・性質:「可哀相なあなたの為に」「過去への思慕」
陽の光を甘やかに反射するのだろう、柔らかな癖毛の金髪は、
耳にかかる程度の長さで、男性と女性、二つの結合した顔がその抱擁を受ける。
男性側は鮮やかなコバルトの瞳、女性側は深く色づくビリジアンの瞳をもつ。
その身体は、若きものから成熟したものへと移り変わる年齢、男性の特徴と女性の特徴、
大きさや質感が、割れた鏡に映るようにちぐはぐに合わさっている。
それぞれ子供や大人、性別の特徴が異なる4本の腕と、背には不揃いの白い羽が3対。
頭部には、こちらもちぐはぐに縫い合わせたような大小の異なる羽が2対。
自我の在り処などなく、ただ他者への同情と共感のままに在ろうとするその姿。
棺の中は、白いアルメリアの花で埋められている。
【使命】:「少しだけでも、"大事に"して頂戴」
"主"となった貴方から、人の手に堕ちた天使へ与えられたもの。
お願いしたいことなんて、いつだって、そんなに難しいことではなかったはずだ。
可哀相なままでいい。ただ、ただそれだけでいいから。……"大事"にしてほしい。
それが、……"使命"だと、そう。
セッション1回につき、1度。
この【使命】に適すると判断できるRPを行った場面の記憶を保持する。
この記憶は、標本と貴方のあいだで共有され、
目標回数を満たしたセッションの終わりに、
【
共有記憶】を報酬として得ることができる。目標回数と報酬は以下の通り。
・1回:「可哀そうなひと」の共有記憶
・3回:「失われた過去」の共有記憶
・5回:「たった一人の貴方」の共有記憶
・10回:???+【天使標本:イ=ウル】の効果強化
◆標本効果
/「可哀そうな貴方の為に。貴方のその痛みを、私達は分かち合いましょう」
戦闘中、常時発動。自身が受けたダメージの半分を、この標本が肩代わりする。
これは、蓄積ダメージが上限[80]を満たすまで有効であり、
戦闘が終われば、蓄積ダメージはリセットされる。
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幻想が現実と交わるその場所、標本店「クラウストルム」で売られていた天使の標本。
透き通る硝子の箱の中に、ちぐはぐに貼り合わせたような不揃いの羽が納められ、
札には「i=UL(イ=ウル)」と名が添えられていた。
このすがたでも、かれらの意識はそこに在るという。
何かしらの魔力供給があれば、本来の姿のかれらが此処へ降り立つこともできるそうだ。