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エロ表現あり注意
「では、こちらに学校提出用の資料を置きますから、本日中に目を通しておいて下さい」
草壁は修正箇所のある書類をすばやくまとめ、一礼をして扉を開けようとして、その場で足を止めた。
「差し出がましいことを申しますが・・・委員長」
「・・・分かってる」
口元が緩んでいる事など百も承知だ。
だが、どうやっても戻らないんだから仕方がないじゃないか。
夕べの沢田の表情を思い起こすだけで、またもや下半身が疼き始める。
今朝から何回目だ?
そのたびに自分を鎮めるのも楽ではない。
肉体的に鎮めてしまえばいいのだが、それは放課後のためにとっておきたいので今は我慢する。
本当なら今日は一日中側において鎮める必要などない様にするつもりだったのだが、またしてもあの子がロボになったのでそれは諦めた。
どうやら彼は、困ったことがあると変身するらしい。
何を困ることがあるのかとも思うが、まあ今の内は初々しいのも悪くはない。
これから僕がきっちり調教していけば、きっと挿入されていないと居られない身体になるだろう。
それにしても・・・と、鎮めたそばからまた思い起こして自身が熱を持つ。
沢田の中は堪らなく気持ちがよかった。
温かくてぬるぬるしていて(これはジェルのせいかも知れない)、挿れようとすればにゅるにゅると襞を動かし、出そうとすればねだる様に締め付ける。
そのくせ子供のような幼い顔で苦しそうに眉を寄せ涙を浮かべて僕に縋り付こうとするのだ。
そのギャップがなんとも堪らない。
そういえば、昨日は後ろからは挿れなかった。抱き上げて下から突き上げてやるのもいい。
また違った体位でしたら、彼はどんな反応を見せるだろう。
いろいろと妄想を膨らませていると、コンコン、と聞き逃してしまいそうに小さなノックの音が聞こえた。
はっとして慌てて口元の緩みを整えると、扉に向かって「どうぞ」と声をかける。
カチャリという小さな音と共に扉が開いた。
が、いつまで経ってもその外にいる待ち人は入ってこない。
怪訝に思いしばらくそちらを見ていたが、ふと気付いて苦笑を漏らした。
何を今更、そこまで恥ずかしがるのだろう。
夕べはあんなにいやらしい声で叫んでいたのに。
また緩み始めた口元を引き締め、椅子から立ち上がり少しだけ開いた扉を全開にしてやると、沢田は驚いたように目を見開いて僕を見た。
僕は黙って彼の腕を掴み、ソファーに坐らせ鼻先が触れそうなくらいに顔を近づけた。
沢田は大きい瞳をますます大きくして固まっている。
「ねえ・・・朝の続「あの!喉渇きませんか!」
突然の大声に、少なからず驚いた。
「いらない。それより・・・「俺、お茶淹れてきますね!緑茶と紅茶とどっちが」
「沢田」
むっとして彼の言葉を遮る。
何で分からないかな。
こういう雰囲気って、昨日の今日なんだから分かりそうなものだろう。
「お茶はいらない。それより、早く君の中に挿れたい」
そうはっきり言ったのは、鈍感な彼のためだ。
なのに沢田は、大きく目を見開いて、
ゆっくりと、顔を歪めた。
その表情は今にも泣きそうで、
僕はどうしていいのか判らなくなった。
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