「仙蔵の髪はサラサラだねー」
なまえは私の髪をときながらそういう。
この忍術学園に入学したときから、なまえは私の髪が好きらしくよく触りに来ていた。
まあ、今は髪だけでなく私自身も好きになっているがな。
私はなまえを膝の上に乗せ、彼女の短くなった髪を撫でる
。
なまえはこの間の忍務で敵に髪を掴まれてしまい、髪の毛を斬ざるを得なかったのだ。
全く、なまえも間抜けだが敵も腹立たしい。
その後、なまえは四年は組の斉藤タカ丸に切ってもらい、ショートヘアになったのだ。
「わたしはなまえの髪が好きだぞ」
苦笑するなまえに口づけを落とした。
また髪が伸びたら、髪型をお揃いにしよう。
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