World's end runaway! 死後の世界の超高層監獄『Mother』は、死後のものより多く、生前罪を犯した者が収容されている。 犯罪者たちに、生まれ変わる前に罪を償わせる事が目的だ。 既に死んだ身である為死刑を執行出来ないが、ここでは逆にそれを利用し、禁固1000年などとんでもない刑期を課すのが普通であった。 絶対を誇る監獄に、しかし突然事件が起きる。 監獄を守る結界の最重要部が損傷し、ある能力を持つ100人にも及ぶ囚人たちが、脱獄したのだ。 その力は 『身体を損傷・損失している事』 『損失に大きなストレスが伴った事』 『生前の記憶がある事』 この3つの条件を生前に満たした者にのみ死後顕れる。 その力を使用し、死後の世界の秩序を守る役職を『死神』と言ったが、条件さえ満たせば顕れる力、当然囚人たちにも力を持つものがいたのだ。 力を持つ囚人を、大量に逃がしてしまった…力が悪用されぬ訳が無い。 Motherの最初にして最大の失態だ。 そして、従来の仕事に加え、死神にはある使命が課せられた。 火急的速やかに囚人を確保する事。 この度新たに死神になったロジは、ろくすっぽ説明もされぬまま、先輩死神と共に任に就く事となる。 だがしかし、初任務にとんでもない不幸が起きる、彼の前途多難な未来を暗示しているかのように。 結界崩壊に深く関わる人物であり、 囚人No.1 最長の刑期、最高の収容階数、最重罪の脱獄犯との出会いである。 ひょんな事からロジは、ドSの先輩、最悪の脱獄犯と共に、逃走中の身となるのだった…! 戻 |