遼は汗をかいた服を脱いで着替える為、寝室に行こうとした。
一方の香はリビングの机に噛り付き、何やら家計簿をつけているようだ。遼は目を半眼にさせて、うんうんと唸って家計簿をつける香を見て、なんだか平和だなと感じた。後ろを通って、それを覗き込めば、「魔術―」
そう言葉を口にした時、香は慌ててそれをしまった。
…どうやら家計簿ではないようだ。香が隠したのは、どうやら魔法関連のものだったらしい。思わず遼はじろ、っと香を見て
「何で隠すんだよ」「え―…ほら、ね」
「また変な魔法覚えようとしてるのか」「へん、って…失礼ね」
疑うような遼の目に香は横に置いていた家計簿を出して、「それより、見て!赤字よ!早くナンパせずに呼び込んで宣伝してきてよね」
顔をぐんと近づけて言えば、遼は鬱陶しそうに頭をかいて「着替えてくる」そう言って寝室へ行った。香はなんだか罰が悪そうに書類をもう一度手にとって、遼の背中があった名残を眺めた。別に、のけものにしているわけではない。(でも、これは無理)悪戯っぽく舌を出した。





『魔術リスト』

問1まずどんな魔法を学びたいかイメージを膨らませ自由に記述せよ。
複数回答するべし。*抽象的でかまわない
例:○○魔法
なお、問2は問1での述べた魔法を総称して、何を目的としそれを学ぶか具体的に示せ。
または、問1で述べた魔法よりも、もっとも習得したき魔法を述べよ。
学んだものは「済」とつけるべし


・男になる魔法……(済)

・強くなる魔法……(済)

・空を飛ぶ魔法……(済)


















問2


遼が幸せになる魔法……( )








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